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宇宙空間の音を聞きたいと思ったことはないだろうか。アメリカ航空宇宙局(NASA)は、そんな夢をかなえようとしてくれている。NASAは最近、新しい「データソニフィケーション(可聴化)」プログラムによって生成された、宇宙空間の天体に由来するいくつかの音を公開した。
難しい技術的な話は避けるが、NASAは公式声明で「さまざまミッションによって収集された情報を、データソニフィケーションで音に変換している」と述べている。
今回の公開では、研究者がアーカイブから弾丸銀河団、かに星雲、大マゼラン雲が写った3枚の画像を選び、音声ファイルに変換した。例えば、かに星雲についてNASAは、「この星雲は、1054年に初めて地球の空に現れて以来、人々によって研究されてきました。現代の望遠鏡が捉えているのは、超新星爆発が起きた時から高速回転している中性子星です」と解説している。
三つの音は、どれも美しく心を揺さぶるものがある。まさに想像していた「宇宙」のイメージ通りではないだろうか。カオスが起きている地球から遠く離れた銀河系にいる自分を想像しながら、聞くといいかもしれない。
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