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デンマークのオープンサンドやトルコのキョフテ、アイスランドのハカール(発酵したサメ肉)、スペインの大鍋のパエリアなど、ヨーロッパにおける食は形も大きさも味わいもさまざまだ。しかし、今このエリアで最高のフードシーンがあると公式にうたえる都市は、一つだけかもしれない。
タイムアウトでは、都市に住む何千人もの人々を対象に、その地の外食についてアンケートを実施。「世界で最も食事がおいしい都市ランキング トップ20」を発表した。その結果、イタリアのナポリがフードシーンの質の高さと手頃さで1位と評価されたのだ。
その理由にピッツァにあるといえる。
北部の温かくてボリュームのある一皿から、島々で食される新鮮な魚介類まで、料理を作って分かち合うことはイタリア文化の中心だ。しかし同時に、この国で有名なものといえばピッツァであり、ナポリで焼かれるマルゲリータに勝るものはない。1ユーロ(約170円)で食べられることさえある。
ランキング全体ではヨーロッパのほかの都市も健闘した。イギリスのリバプールは地元出身のエキサイティングな新人シェフが大勢いることもあり11位に、スペインのセビリアは13位にランクインした。セビリアに住むライターであるアンナ・カミンスキーは、この街のフードシーンは「ここ数年、スペインで最もエキサイティングなものの一つだ」と語った。
一方、アジア勢はトップ10内で目立っている。最も順位が高かったのが4位に入ったベトナムのホーチミン。以下に記したランキングの通り、8位までアジアの都市が並ぶ。また、トップ20まで見てみると、19位には2025年にタイムアウトマーケットのオープンも予定されている大阪がランクインした。
世界で最も食事がおいしい都市のランキング トップ10(タイムアウト)
1. ナポリ(イタリア)
2. ヨハネスブルグ(南アフリカ)
3. リマ(ペルー)
4. ホーチミン(ベトナム)
5. 北京(中国)
6. バンコク(タイ)
7. クアラルンプール(マレーシア)
8. ムンバイ(インド)
9. ドバイ(アラブ首長国連邦)
10. ポートランド(アメリカ・オレゴン州)
トップ20までのランキングは、「The world’s 20 best cities for food right now」で読むことができる。
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