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直島新美術館、2025年オープン記念展示は村上隆・蔡國強・ソ・ドホら11組

安藤忠雄設計の美術館に、サイススペシフィックな作品が集結

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Time Out Tokyo Editors
直島新美術館
画像提供:公益財団法人 福武財団「直島新美術館」内観イメージ ©Tadao Ando Architect & Associates
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2025年春に開館予定の「直島新美術館」。その開館年を記念する展覧会の参加アーティスト11組が発表された。

瀬戸内海に浮かぶ、直島・豊島・犬島で展開する、ベネッセアートサイト直島における10番⽬の安藤忠雄設計のアート施設となる同館。これまでの施設と同じく、アートと建築が調和する象徴的なものとなる。

ロゴは、ベネッセアートサイト直島の主要美術館である「地中美術館」や「豊島美術館」のロゴも手がけた祖父江慎(ふぞえ・しん)が担当した。

直島新美術館
画像提供:公益財団法人 福武財団「直島新美術館」外観イメージ ©Tadao Ando Architect & Associates

開館を記念する2025年の展覧会では、アジア地域を代表する著名なアーティストから新進気鋭の作家まで、計11組による作品が建物内外に展開される予定だ。これらの作品は、各作家がその場所特有の特徴を生かしたサイトスペシフィックな新作や、代表作を含む多様な内容になるという。

直島新美術館
画像提供:公益財団法人 福武財団「直島新美術館」内観イメージ ©Tadao Ando Architect & Associates

参加アーティストには、会田誠、マルタ・アティエンサ(Martha Atienza)、蔡國強(さい・こっきょう)、Chim↑Pom from Smappa!Groupといった名だたる作家たちが名を連ねる。

さらに、ヘリ・ドノ(Heri Dono)、インディゲリラ(indieguerillas)、村上隆、N・S・ハルシャ(N. S. Harsha)、サニタス・プラディッタスニー(Sanitas Pradittasnee)と続く。そして、ソ・ドホ(Do Ho Suh)、パナパン・ヨドマニー(Pannaphan Yodmanee)と、国際的に活動するアーティストたちの豪華な顔ぶれだ。

直島新美術館
画像提供:公益財団法人 福武財団「直島新美術館」館内イメージ ©Tadao Ando Architect & Associates

これらの多様なアーティストたちの作品を通じて、現代社会や環境、そして私たちの生き方について問いかける展示となるだろう。同館は、アジア出身のアーティストたちによる作品を中心に据えた展覧会を展開していく予定だ。

世界中から来訪者が訪れる直島での新たな美術館の試みは、アジアのアートがさらに世界へと広がっていくだろう。また、同館ではギャラリーごとに展示替えを行う方針だ。何度も訪れて、その変化を楽しみたい。

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