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中野サンプラザが2023年7月に閉館、大型複合施設へ建て替えへ

中野駅周辺の再開発の影響

テキスト:
Hanako Suga
Photo:中野サンプラザ
Photo:中野サンプラザ
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中野駅北口にある複合施設「中野サンプラザ」が2023年7月2日(日)に閉館する。中野のシンボルとして長年愛されてきた同施設は、1973年に開業。コンサートホールでは山下達郎をはじめとするアーティストや、AKB48などのアイドルが数々の公演を行い、「音楽の殿堂」とも呼ばれてきた。

区の発表によると閉館は中野駅周辺の再開発に伴うもので、建物の老朽化も理由に挙げられている。閉館後は最大7000人収容のホールや緑豊かな広場、ライフスタイルホテルなどを備える大型複合施設に建て替えを実施。完成は2028年度内を予定しており、中野が持つ「音楽」や「サブカルチャー」、「食」といった文化をさらに盛り上げていく。 

中野サンプラザ
建物完成イメージ

閉館に当たって中野サンプラザの記憶を次世代に残す取り組みを行い、閉館記念コンサートやバックステージツアー、回顧展などを開催する予定だ。半世紀以上中野を見守り、多様な文化を生み出してきたサンプラザがなくなってしまうのは、多くのサブカルファンにとって悲しいことだ。新施設が中野の魅力を受け継ぐ、新たなランドマークとなることに期待したい。

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