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中野サンプラザに「感謝の弾幕」、3日間限定でプロジェクションマッピングを実施

3月24日まで、思い出のメッセージや音楽が散りばめられた90メートルのデジタルアート

テキスト:
Genya Aoki
ナカノサンプラザプロジェクションマッピング -To be continued-
Photo: Genya Aoki
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2023年7月に、50年余りの歴史に幕を閉じた「中野サンプラザ」。街のランドマークであり、音楽の殿堂としても知られている同ヴェニューに2024年3月22日(金)19時、再び多くの人が押し寄せた。建物を使ったプロジェクションマッピング「ナカノサンプラザプロジェクションマッピング -To be continued-」が開催されたのである。

ナカノサンプラザプロジェクションマッピング -To be continued-
Photo: Genya Aoki

これは、多くの人が地域への親しみを感じるモチーフを壁画として描く「中野ミューラルプロジェクト」の一環で、デジタルセクションとして、中野サンプラザの存在と功績を美しい記憶として未来に引き継いでいくために企画されたものだ。

ナカノサンプラザプロジェクションマッピング -To be continued-
Photo: Genya Aoki

初日の22日は、中野区長の酒井直人らが参加し、オープンニングセレモニーが行われた。目の前の車道は同イベントのため通行止めを実施。多くの人がこの記念すべきアート作品を一目見ようと集まり、車道はおろか歩道も埋まってしまうほどの来客だった。

ナカノサンプラザプロジェクションマッピング -To be continued-
Photo: Genya Aoki

演出を手がけたのは、映像会社のタケナカ、シムディレクトだ。「中野区が持つ文化的な多様性や多面的な側面を取り込み、美しさよりも共感や楽しさを意識しました」とタケナカの大内清樹は語る。

ナカノサンプラザプロジェクションマッピング -To be continued-
Photo: Genya Aoki

音楽は、プリキュアシリーズの主題歌や楽曲などの作曲をはじめ、数々のアニメやドラマの劇伴・CMといった数多くの作品を手がける馬瀬みさきが担当した。

同プロジェクションマッピングの中で、爆風スランプや、中野サンプラザで多くのコンサートを行ってきたハロー!プロジェクトの楽曲なども使われており、50年の歴史に思いを馳せることができる。

2023年12月から2024年1月までに募集されたイラストやメッセージ、中野の思い出の写真などが投影されるほか、専用アプリをダウンロードすれば、プロジェクションマッピングと連動したAR演出も楽しめる。

ナカノサンプラザプロジェクションマッピング -To be continued-
Photo: Genya Aoki

また、イベント期間中は、中野区に拠点を置く声優事務所の「響」・「HiBiKi」の佐々木未来、西尾夕香、千春、森嶋秀太、前田誠二が出演し、会場を盛り上げる。

同プロジェクションマッピングは、24日(日)まで実施。1回の上映時間は約7分で、22日は、初回の19時45分から20分おきに4回実施。23日(土)と24日(日)は、18時45分から20分ごとに7回上映する。

イベント期間中は、一部通行止めも行われるので、注意してほしい。詳細は公式ウェブサイトを確認しよう。

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