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全30作品、オンラインのフランス映画祭が1月14日から開催

『マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル』、70以上の動画配信サービスで配信

テキスト:
Genya Aoki
マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)
『各駅停車』
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全世界で実施されるフランス語圏最大のオンライン映画祭が今年も開催する。2022年1月14日(金)から始まる『マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)』は、2010年からスタートし、今年で12回目を数える。毎年約200の国と地域で、1000万回以上の視聴回数を誇る人気イベントだ。

MyFrenchFilmFestival
『マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル』

2020年はコロナ禍による各国の非常事態宣言を受けて『おうちにいよう MyFFF STAY HOME EDITION』を3月末から5月上旬まで実施。90作を超える長編および短編を無料で配信し、好評を博した。

2022年は、コンペティション部門に長編と短編それぞれ10作品が出品。そのほか招待作品、クラシック作品、子ども向けの短編アニメーションなど全30作品(うち日本国内配信作は26作品)を公式ウェブサイトやAmazon Prime Video、YouTubeといった70以上の動画配信サービスで上映する。短編作品は全て無料配信なので、気軽に視聴してみてほしい。

作品ラインアップは、勢いを感じさせる若手監督の作品から、若者のあふれるパワーをテーマにしたもの、愛、欲望、官能を描いた作品群までさまざま。シュールな魅力で日本でも人気のヴァンサン・マケーニュがシリアスな演技を見せる『パリ、夜の医者』や、レバノンの内戦が一つの家族の幸せを壊していく様をリアルかつ奇想天外な演出で描き絶賛された、女優クロエ・マズロの長編監督デビュー作『アリスの空』など、各地の映画祭で高評価を得たバラエティー豊かな話題作がめじろ押しだ。

マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル
『パリ、夜の医者』©Partizan Films 2020
Sous le ciel d’Alice, un film de Chloé Mazlo - Avec Alba Rohr
『アリスの空』©Moby Dick Films

短編作品では1992年にカンヌ国際映画祭短編部門パルム・ドール、アカデミー短編映画賞を受賞したサム・カルマン監督の『各駅停車』が本邦初公開。観客賞への投票も受け付けているので、ぜひ参加してみよう。

期間は2月14日(月)まで。料金は公式ウェブサイトの場合、1本1,99ユーロ(約261円)。全作品見放題のフェスティバルパックも7.99ユーロ(約1,048円)で販売している。各種動画配信プラットフォームの場合は、各配信サービスの規定によって料金が異なる。詳細は公式ウェブサイトで確認してほしい。日本ではなかなか観ることができないフランス映画を堪能してみては。

『マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)』の詳細情報はこちら

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