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東京、8月に行くべき音楽イベント5選

歌舞伎町のレイヴや銀座のルーフトップパーティーで踊る

クラブイベント
Photo: morookamanabu
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焼け付くような暑さが続き、外出するのがおっくうになっているかもしれない。そんな時は、日が落ちてからの外出に限る。熱帯夜をエネルギッシュに、時にはグルーヴィーに乗り切るイベントが渋谷や新宿、銀座のヴェニューで開催されているので、要チェックだ。

渋谷「WWW」では世界の音楽ファンが注目するmaya ongakuと、オランダの音楽家、Felbmの共演が実現。歌舞伎町の新たなカルチャースポットとなりつつある「王城ビル」では、最高峰のサウンドシステムを導入したテクノレイヴが開催される。

 東急プラザ 銀座」11階に位置する「ザ ミント ギンザ」では、シンガーソングライターのマイカ・ルブテ(Maika Loubté)や、国内外で活躍するSapphire Slowsが夕暮れの銀座でパフォーマンスを繰り広げる。

2024年8月は、新しい音や人との出合いを楽しんでほしい。

mayaongaku
「rhythm echo noise」

rhythm echo noise

サイケデリック・ロックバンドのmaya ongakuと「WWW」との共同企画の第2回が開催。今回はノスタルジックなサウンドを紡ぐオランダの音楽家、Felbmをゲストに迎える。

幾何学模様のレーベル「Guruguru Brain」からのアルバムのリリースで注目を集め、2023年には海外デビューを果たしたmaya ongakuは、2021年に江ノ島で結成。今、世界中の音楽ファンを魅了する注目株だ。

そんな彼らが敬愛するというFelbmによる、ジャジーでメロウ、時にはソウルフルなグルーヴ、そしてmaya ongakuが奏でるオーガニックなサイケデリアが、どのような化学反応を生み出すのか期待が高まる。

そのほか、レコードショップ「カンキョウレコーズ(Kankyo Records)を主宰するH. TakahashiDJとして参加。レコードを「かけ切る」スタイルで、アンビエントなセットを披露してくれる。

※2日 19時30分〜/WWW/料金は4,300円(ドリンク代別)

vent
画像提供:Vent「Jerome Sydenham」

JEROME SYDENHAM

1990年代ニューヨークのディープハウスシーンの重鎮、ジェローム・シデナム(Jerome Sydenham)が表参道「VENT」に登場。出身地であるナイジェリアの「IBADAN」をレーベル名とした「Ibadan Records」のオーナーでもあるジェロームは、多くのヒット曲を世に送り出した名プロデューサーだ。

近年はアフロハウスやクラシックハウスだけでなく、エレクトロニカやテクノまでボーダレスなプレイを取り入れたスタイルで、ヨーロッパでも活躍の場を広げる。ROOM1には、ヨーロッパツアーを終えたばかりのNagiとKei SuganoによるDazzle Drums、ソウルフルハウスを中心に精力的な活動をするMINAMI、東京拠点のパーティー「MOVE ムーブ」を開催するAL JONESがラインアップしている。

また13日には、ハウスファンだけでなくテクノやブレイクビーツといったジャンルを越えてカルト的人気を誇るモーリス・フルトン(Maurice Fulton)がやってくる。13歳からヒップホップDJとしてキャリアを開始してから30年以上、世界を魅了し続ける彼のDJセットは必聴だ。

3日、13日 23時〜/VENT料金は前売り2,500円、当日4,000円(24時前は2,000円)

MANOS
「MANOS」

MANOS

歌舞伎町の象徴「王城ビル」を舞台にした、新たなテクノレイヴパーティーが始動する。1964年に落成した同ビルは城を模した独特のデザインが特徴で、2022年以降Chim↑Pomによる新プロジェクトなど、試験的に多様なイベントが開催されてきた。

ビルの1階と地下1階には、世界最高峰と呼ばれるVoid Acousticsのサウンドシステムを搭載。DJ Yazi、MAYUDEPTH、Akey、Golpe Mortalなどのアーティストたちが、テクノを中心にしたエレクトロニックミュージックを交差させる。

新宿のど真ん中で、音と空間が一体となった異次元空間を体感してほしい。

3日 22〜29時/王城ビル/料金は2,500円

Tokyo Beats & Brews
Photo: Kisa Toyoshima

Tokyo Beats & Brews #4

東京の最前線のジャズシーンとバーシーンを一夜の内に楽しめるイベント「Tokyo Beats & Brews」が恵比寿で開催。同イベントはタイムアウト東京が手掛け、今回で第4回(前回の様子はこちら)となる。前回に引き続き、レジデント・ミュージシャンとして、菊地成孔のDC/PRGやラディカルな意志のスタイルズでリズムセクションを支えてきたドラムスの秋元修とベースのYuki Atoriが参加。超絶技巧に裏付けされた、ダイナミズムあふれる演奏に驚かされるだろう。

そして、今回はサックス奏者の大谷能生(おおたに・よしお)がゲストとして登場。菊地成孔との活動でも知られるが、ジャズからアブストラクト、ヒップホップ、エレクトロニックミュージックまでジャンルを横断するのみならず、ラップ、朗読などでもその才能を発揮。一体どんなセッションになるのか、今から待ち遠しい。

そしてもうひとつ。「Tokyo Beats & Brews」のBrewsについても触れておこう。中央線・武蔵境駅の高架下にある、わずか10平方メートルほどのスーパーマイクロブルワリー「26K(ニーロクケー)ブルワリー」が参戦する。提供しているクラフトビールはいずれも武蔵野の水を使用したビールで、地元の素材を吟味し、丁寧に醸造。製造量が限られており、クラフトビールとの出合いは一期一会だ。

武蔵境産のトウガラシを使用したスパイシーなレッドエールなど、個性的なラインアップも多い。今回はタップで数種類用意する。暑い夏に最高の出合いをしてほしい。詳細はLINE公式オープンチャットをチェックしよう。

※8日 19時30分〜/タイムアウトカフェ&ダイナー/前売り2,500円、当日3,000円(ドリンク代込み)

Maika Loubté
Photo: Yosuke OhnoMaika Loubté

SUMMER SOUNDS 15th Year Anniversary

クリエーティブエージェンシーの「EGG WORM」が主催する夏の野外音楽パーティー。15年目の会場となるのは、「東急プラザ銀座」のルーフトップバー「ザ ミント ギンザ」だ。

今年のヘッドライナーは、東京在住のシンガーソングライターでプロデューサーのマイカ・ルブテ(Maika Loubté)。シンセサイザーをメインに織り成す、みずみずしくコズミックなサウンドを特徴とし、多岐にわたる活動を展開している。サンセットの時間帯に、スペシャルライブを披露する予定だ。

国内外で精力的な活動を続けるSapphire Slowsは、DJセットで出演。独自の情緒的な質感を特徴とする洗礼されたエレクトロニックサウンドを、素晴らしい空と街の眺めをバックに繰り広げる。

そのほか、都内のミュージックヴェニューで活躍するDDHOTDやREN YOKOI、PUCCIなどのDJやダンサー、アーティストたちも出演。この上なく開放的なロケーションで、夏の銀座の夜と良質な音楽を満喫してほしい。

※17日 11時〜23時59分/ザ ミント ギンザ料金は早割り4,000円、前売り5,000円、当日7,000円

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