[title]
開発が進められていた井の頭線高架下に、新たなカルチャーとビジネス拠点として2022年3月30日(水)にミカン下北が誕生する。コンセプトに「ようこそ。遊ぶと働くの未完地帯へ。」を掲げ、下北沢の自由で雑多な空気の中で、多様な人々がジャンルや価値観を超えて混ざり合い、予想もつかない何かが生まれる場所を目指す。
ミカンと聞くと、フルーツを思い浮かべてしまう人もいるかもしれないが、「未完」から来ているそう。多様な文化が交差し、絶えず自由に編集され、変わり続けるという「常に未完である」ことに下北沢の普遍的な魅力を見いだし、新たな実験や挑戦を促す思いが込められている。
施設は、A~Eの5街区から構成され、飲食店舗を中心とした商業エリアと「遊ぶように働く」を体現するワークプレイス、「SYCL by KEIO」が同居する。
現在発表されている店舗は、シェアラウンジを併設したツタヤブックストア(TSUTAYA BOOKSTORE)、15前後のアパレル店などが入居する雑多なガレージ東洋百貨店の2号店や、下北沢発祥のメガネブランド『Zoff』。三軒茶屋の人気飲食店のマルコグループの『下北六角』、韓国政府公認の「韓食優秀レストラン」であるハヌルなど新業態が7店舗出店する。
このほか、個性豊かな3店が集まる下北ミートスポット、下北沢で30年以上続くフェアグラウンド(FAIRGROUND)バー&ワインショップが移転オープンするなど、注目のレストラン19店舗が集結。さらに、世田谷区との取り組みにより「図書館カウンター」を設置し、利便性向上と街の魅力発信も目指す。
長い間行われていた、開発工事から年々進化を遂げる、下北沢の新エリアの誕生が今から待ちきれない。
関連記事
『写真家ヨシダナギのドラァグクイーンを被写体にした展示が開催』
東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら