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再開発プロジェクトの進む虎ノ門・麻布台地区。2023年秋から冬に予定されている「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の完成や「麻布台ヒルズ」の開業を前に、その詳細が明らかになってきた。
虎ノ門ヒルズエリアでは「ホテル虎ノ門ヒルズ」の開業が話題だ。オープン予定は2023年冬。東京では初の「アンバウンド コレクション バイ ハイアット」ブランドのラグジュアリーホテルとなる。同ホテルでは、ミシュランで星を獲得するレストラン「ル プリスティン(Le Pristine)」がアジア初進出を果たす。監修を務めるのは、世界中で高い評価を得るシェフで起業家の、セルジオ・ハーマン(Sergio Herman)だ。
ハーマンがベルギーのアントワープに「ル プリスティン」をオープンしたのは2020年のこと。店はすぐに成功を収め、開業から一年を待たずしてミシュランの一つ星を獲得し、その後も星を維持してきた。そのハーマンが目を向けたのが東京であり、12月にオープンする運びとなった。
東京店では、新感覚の「没入型ガストロノミー」体験を提供。「ル プリスティン」のDNAである5つのエレメント、「食」「ファッション」「デザイン」「アート」「音楽」が、混然一体となって洗練されたガストロノミーの世界を演出する。
料理に関しては、シェフゆかりの地である、北海に面したオランダ南西部ゼーラント地方の食材と日本の旬の食材を融合させ、ヨーロッパの伝統料理を現代風にアレンジしたものを提供。 ゼーラント州は豊かな土壌と水質の良さで知られ、甲殻類はヨーロッパでも有数の名産地である。
ここで取れた食材を日本の味覚と融合させ、イタリア料理にヒントを得つつ、オランダにオマージュをささげた料理に仕上げる。
このほかにも、朝食やインルームダイニングを含む、ホテルの全ての料理と飲料をハーマンが監修する。アントワープの本店と同様に、インテリアデザインは「スペース・コペンハーゲン(Space Copenhagen)」が担当。テーブルウエアは、ハーマンがデザインし、ベルギーのセラックスが開発したシックな「INKU」コレクションが使用される。
「ル プリスティン東京」が12月にオープンした後、ハーマンらはシンガポールの「グランド ハイアット」ホテルにも新店をオープンする予定だ。
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