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アイドルやキャラクターなどのコンテンツを応援する「推し活」。「推し」をデフォルメした、推し活に欠かせないアイテムの「ぬい」をはじめとするアイテムをお焚(た)き上げする葬儀業界初の試み「ぬい供養祭」を、2024年3月16日(土)に「フューネラルリビング小平」で開催する。
ぬいとは、家で愛でられる通常のぬいぐるみとは異なり、一緒に旅行へ行き記念撮影をしたり、ともに推しのライブへ足を運んだりと、持ち主の推しへの思いが込められているもの。しかし、入学・卒業・就職・引っ越しなどのライフステージの変化や断捨離で、ぬいとの別れが増加している。
仲間であり、友である、思い出の詰まったぬい。なかなか処分に踏み切れないことは容易に想像がつくだろう。
老舗の葬儀社であるメモリアルアートの大野屋は、10年以上にわたってひな人形やぬいぐるみなどを集めた人形供養祭を実施してきた。その経験を生かし、奈良県の「薬師寺」の僧侶が、今回初めて推し活アイテムの供養を行う。また、会場にはぬいと最後の記念撮影ができるフォトスポットなどを用意し、若い世代にも供養を身近に感じてもらう機会を作るという。
当日、供養祭に出席できない人でも、前日までに持ち込めば供養してもらえる。持ち込めるアイテムは、推し活で使用したぬいやぬいぐるみ、フィギュア、キャラクター付きのアクリルスタンドなど。支払いは現金のみで、料金は1体500円(以下全て税込み)、縦・横・高さの合計が100センチメートルほどの段ボール箱1箱で2,000円だ。
申し込みは電話、もしくはフォームから。捨てられないアイテムがある人は、これを機会に大切な思い出とともに供養してみてはいかがだろうか。
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