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名建築とアートが融合した「マツモト建築芸術祭」が2023年に松本で開催

国登録有形文化財などのノスタルジックな建築物が会場に

編集:
Genya Aoki
テキスト::
Runa Akahoshi
マツモト建築芸術祭実行委員会
画像提供:マツモト建築芸術祭実行委員会(第1回)白鳥写真館 × 白鳥真太郎 ©︎Kazumi Kiuchi
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黒と白のコントラストが美しい「松本城」や近代学校建築として初めて国宝に指定された「旧開智学校」がある長野県松本市。市内には明治から昭和期にかけてのノスタルジックな建築物が数多く残る。そんな松本市の遺産である約20カ所の「名建築」を会場に、約20人のアーティストが参加するマツモト建築芸術祭」が2023年2月4日(土)〜26日(日)に開催。アートと融合した歴史ある独特な街並みを歩くことができる。

マツモト建築芸術祭実行委員会
画像提供:マツモト建築芸術祭実行委員会(第1回)割烹松本館 × 小畑多丘 ©︎Kazumi Kiuchi

2022年1月29日〜2月20日に開催された第1回では、「旧開智学校」「割烹 松本館」「旧松岡医院」「旧第一勧業銀行松本支店」といった国登録有形文化財など、明治から昭和期の建物を中心とした市内全19カ所が会場となった。建築物とアート作品を対比・融合・共鳴させることで化学変化を起こし、新しい視点で松本市を体感してもらおうという試みに、県内外から約6万5000人が来場し、大盛況に終わった。

マツモト建築芸術祭実行委員会
画像提供:マツモト建築芸術祭実行委員会松本丸の内ホテル

同芸術祭実行委員会は現在、クラウドファンディング「松本市の名建築とアートの化学変化!マツモト建築芸術祭をこれからも」で支援を呼びかけている。リターンには「旧第一勧業銀行松本支店」に隣接する「松本丸の内ホテル」の宿泊など、全17コースを用意。併せてチェックしてほしい。

マツモト建築芸術祭実行委員会
画像提供:マツモト建築芸術祭実行委員会(第1回)旧念来寺鐘楼 × 山内祥太 ©︎Kazumi Kiuchi

総合ディレクターのおおうちおさむは「松本の良さをさまざまな角度で楽しんでいただけるよう構成しています。県外からのゲストにとっては全てが新鮮に映るでしょうし、市民の方々にとっては見慣れているはずの街の表情が一変するに違いありません」と語る。

入場料は1,000円で、中学生以下は無料だ。ノスタルジックな松本市の名建築とアートのコラボレーションを楽しもう。

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