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歌舞伎座近くに店を構えるマツザキショウテン(松﨑煎餅の本店)では、瓦せんべいを使った『松﨑ろうる』の新作を2022年4月29日(金)から期間限定で提供する。
『松﨑ろうる』とは、松﨑煎餅の本店が銀座5丁目からこの地に移転し、屋号もマツザキショウテンへと変更して新たな一歩を踏み出した際、新商品として新たに登場したスイーツだ。
柔らかく仕上げた瓦せんべいで、ぎんざ空也 空いろのあんこ、ホイップクリーム、隠し味のクリームチーズを包み、天然着色料で色付けをした3色の白玉をトッピング。どら焼きのようにも見えるが、ほかの和菓子や洋菓子とは全くの別物で、初めて口に運んだ際には、その新食感に誰もが驚くことだろう。
そんな『松﨑ろうる』の新作として新たに登場するのが『よもぎ団子がのったきなこクリームろうる』。この新作では、あんこやホイップクリームと一緒に、黒蜜寒天やきなこクリームを瓦せんべいで包み、仕上げによもぎ団子を3つ乗せた。
和スイーツ好きの全てを詰め込んだような欲張りな内容だが、まさに複数のスイーツを一度に味わっているような感覚で、甘味好きであればぜひとも体験したい一品。ワンハンドで手軽に楽しめるので、銀座散策の合間の糖分補給にもぴったりである。
もちろん、マツザキショウテンの夏はこれだけでは終わらない。『よもぎ団子がのったきなこクリームろうる』のほかにも、3種類の「涼しい」スイーツと、2種類のアイスドリンクの提供が同じく29日からスタートする。
まず、夏の風物詩ともいえるかき氷は、松陰神社前店で人気の高かった『いちご』と、同店でも昨年提供した定番の『宇治金時』を用意。どちらも、食後でも無理なく食べられるくらいのサイズ感がちょうどよく、甘さは控えめで、素材の味わいが引き立っているのが印象的だ。
もう一つの「涼しい」スイーツは、北海道の十勝エリアにある牧場、カントリーホーム風景の生乳と十勝産の生クリームで作ったという濃厚なミルクアイスを瓦せんべいと組み合わせた、これまた新感覚なアイスクリーム。
瓦せんべいは、チョコレート入りの生地に細かく砕いたカカオニブを加えた『大江戸松﨑 黒格子』を使用しており、カカオニブの食感も楽しい。風味はチーズのような癖が少しあるが、それがまたやみつきになる不思議なアイスクリームである。しっかりと冷凍された状態で提供されるので、ほんのりと溶けるのを待ってから味わおう。
最後に、アイスドリンクは『抹茶ミルク』と『カフェラテ』が新たに登場(価格はいずれも605円、テイクアウトは594円)。『よもぎ団子がのったきなこクリームろうる』との相性も抜群なので、ぜひ一緒に楽しんでみてほしい。
4月29日から5月15日(日)までは、アクセサリー作家、中村なづきとの『中村なづき × 松﨑商店 展』も店内で開催され、期間中は植物をモチーフにした中村のアクセサリーと、それを絵柄に起こした瓦せんべい『大江戸松﨑 三味胴』が店内に並ぶとのこと。母の日ギフトにもぴったりなので、新作スイーツとともにこちらも要チェックだ。
1804年の創業から受け継ぐ伝統は守りつつも、常に新しいことへのチャレンジを続けるマツザキショウテン。アイデアあふれる新メニューやイベント企画からこれからも目が離せない。
※本記事は4月28日に公開したもの
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