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取り壊される旧松本市立博物館で最後のイベント、「マツモト建築芸術祭」が今年も開催

2月23日から、長野県松本市にある歴史的名建築と現代アートを楽しもう

編集:
Genya Aoki
テキスト::
Kosuke Shimizu
マツモト建築芸術祭
画像提供:マツモト建築芸術祭
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2022年に始まった「マツモト建築芸術祭」の3度目となる開催が決定した。長野県松本市にある複数のノスタルジックな建築物などを会場に、アートを楽しむことのできる同イベント。今回は「マツモト建築芸術祭2024 ANNEX」と題して、国宝「松本城」の敷地内、二の丸に位置する「旧松本市立博物館」をメイン会場として開催される。

マツモト建築芸術祭
Photo: Kisa Toyoshima池上百竹亭 茶室×ステファニー・クエール(2023年度の展示)

 「名建築にアートが住み着くマツモトの冬。」をコンセプトに掲げる同イベントでは、古い建築を活用することに力を入れており、これまでにも「旧開智学校」「割烹 松本館」といった国登録有形文化財や、廃業した映画館「上土シネマ」などユニークな建物を会場としてきた。今回のメイン会場となる旧松本市立博物館も2021年に休館しており、取り壊し前の最後のイベント開催となるそうだ。

マツモト建築芸術祭
Photo: Kisa Toyoshima割烹 松本館×福井江太郎(2023年度の展示)

過去には鴻池朋子や石川直樹、土屋信子、河合政之、五月女哲平、鬼頭健吾などの作品が出展されてきた。今回の参加アーティストについては現時点で未発表だが、図書館や博物館、ホテルなどを被写体とした作品で知られるドイツの写真家、カンディダ・ヘーファー(Candida Höfer)がメインビジュアルを手がけている。

一般入場料2,000円の旧松本市立博物館のほか、2023年10月に新たに移転オープンした「松本市立博物館」や信毎メディアガーデンなども入場無料の会場となる。会期は2024年2月23日(金)〜3月24日(日)の31日間。出展作家などの詳細な情報については続報を待ちたい。

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