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丸の内仲通りの新たな過ごし方や活用方法を検証する社会実験『Marunouchi Street Park』が、2021年12月1日(水)〜25日(土)の期間に実施する。冬シーズンに行うのは、本取り組みでは初めて。「すごそう、冬のストリート」をテーマに、五感で「あたたかさ」を感じられる3つの空間が出現する。
同プロジェクトは2019年からスタートしたもので、2021年度は4、5月に『Marunouchi Street Park 2021 Spring』、8、9月に『Marunouchi Street Park 2021 Summer』を開催。夏場には天然芝を敷いた緑あふれる公園空間を創出するなど、近隣住民の憩いの場として幅広い層に利用されてきた。
『Marunouchi Street Park 2021 Winter』の主催は、大手町、丸の内、有楽町地区まちづくり3団体のNPO法人大丸有エリアマネジメント協会、一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会、三菱地所が手がける。
エリアは丸ビル前、丸の内二丁目ビル前、丸の内パークビルディング前の3つのブロック。コロナ禍における安心・安全を重視しながら、来街者に心と体が温まる空間を提供する。アートや音楽を取り入れたスペース、屋外空間でのテレワーク、SDGsの考え方に基づいたプログラムの実施など、大丸有エリアのまちづくりテーマに合った要素も加えた空間設計を行う。
丸ビル前ブロックの『Wonder Dining!』では、ホットドリンクやコーヒーが楽しめる。シャンデリアが飾られたプライベートハウスをイメージした『グラスハウスレストラン』や、ツリーハンモックでゆったり過ごせる『鳥の巣ツリーハウス』が出現。また、ザ・ペニンシュラ東京と東京ステーションホテルなどがキッチンカーを出店しているほか、体と頭を動かして温まる『ビッグチェス』といった面白い試みも実施している。
丸の内二丁目ビル前ブロックにある『Wonder Lounge!』は、音楽、アート、ストリートパフォーマンス、ワークショップなどのアクティビティ満載のエリア。「ストリートピアノ」、風よけを設置したビリヤード台など体験型設備のほか、都市部ではなかなかお目にかかれない、炎を囲んで暖をとる『ファイヤーピット』も見逃せない。
燃え盛る疑似炎が投函(とうかん)口になっている『炎のポスト』からカードを大切な人に送れば、思い出深いクリスマスになるだろう。クリスマスカードやグッズは、インフォメーションセンターで購入できる。
イルミネーションを楽しみたいなら、丸の内パークビルディング前ブロックにある『Wonder Terrace!』に行こう。小岩井農場(岩手県)のウラジロモミを使用したクリスマスツリーが通りの中心で輝いているほか、ミラーを敷き詰めた『光の回廊』や、フォトスポットを完備する。
色が変わる疑似炎がゆらめく『ファイヤーテラス』に腰掛け、野趣あふれるひとときを楽しむのもいいだろう。そのほか『ホットベンチ』など、屋外でも暖かくいられる工夫が随所に凝らしてある。
同エリアはSDGsの17のゴールの一つである「すべての人に健康と福祉を」に基づき、障がいがある人でも楽しめるユニバーサルな空間づくりを目指している。福祉実験ユニット、ヘラルボニーや視覚障害者の感性を体験できるダイアログ・イン・ザ・ダークの製品をインフォメーションセンターで販売。目の不自由な人のためのボランティア同伴のイルミネーションツアーも行われる。
ほかにも、大道芸やクリスマスリースのワークショップなどのイベントも盛りだくさん。今年の冬は、ストリートを最大限活用した取り組みを体験してみては。
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