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大麻がアメリカのニュージャージー州で合法となったことが、ついに正式に発表された。2021年1月22日、同州の知事であるフィル・マーフィーは、ニュージャージー州での大麻の使用を非犯罪化して、21歳以上を対象とした嗜好(しこう)用大麻の販売や課税を導入するための法案に署名した。
これは明らかに大ニュースであるが、全ての恩恵を受けられるようになるまでにはしばらく時間がかかる。例えば、最大6オンス(約170グラム)までの所持は非犯罪となったが、購入に関してはまだ合法化されていない。
同知事によると、ニュージャージー州で大麻ディスペンサリーが嗜好用大麻の販売を開始するまでに半年から1年かかるとのことだ。そして、疑問に感じている人のために念のため言っておくが、自宅での大麻の栽培は今後も認められない。
変化がすぐに実感できる一つの場所として、私的な空間が挙げられるだろう。新しいルールでは、タバコの喫煙が可能な個人宅といったほとんどの私的な場所で、合法的に大麻の喫煙が可能だ。その反対に、一般的には理解されていることだと思うが、道端や公共交通機関など、アルコールが禁止されているような場所では当然、大麻は禁止となる。
では、今回の動きは我々ニューヨーク州の住民にはどんな意味をもたらすのであろうか? 大麻を所持したまま州をまたぐことはまだできないが(連邦法違反だ)、ニュージャージー州へ出かけ、大麻を購入し、法的保護の下で現地で消費することは可能。ニュージャージー州で長期バカンスを考えている人のために言っておくが、新しい法律では、大麻コーヒーショップと州内での配送に関する規定も含まれている。
次に嗜好用大麻の使用を許可されるのは、我々がいるニューヨーク州だろうか? まだはっきりと分かっていないが、2021年1月、ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモは、年内に合法化計画を進めるという提案を発表している。朗報といえるだろう。
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