[title]
西早稲田駅から徒歩5分。学生が行き交う街の一角に、2022年11月にオープンした赤れんが調のスウェーデンスタイルカフェ「リッカンコーヒー (LYCKAN COFFEE)」がある。国内でも珍しいスウェーデン式のワッフルを朝から食べられると、ひそかな注目を集めている店だ。
豪徳寺にある北欧菓子を提供するペイストリーショップ「フィーカファブリーケン(FIKAFABRIKEN)」と鷹の台にあるスウェーデン風ベーカリー「トルペット(torpet)」の姉妹店に当たる。オーナーの小原愛は、早稲田大学在学中にスウェーデン留学を経験。近場で通いやすく、ゆっくり過ごせる空間として存在する現地のカフェスタイルに魅了されたという。
スウェーデン語で「幸運を祈る」「頑張って」という意味を持つ「Lycka Till」が、店名である「LYCKAN COFFEE」の由来だ。同店は国際学生寮「U Share Nishi Waseda」の1階に併設されており、近隣にいくつかの語学学校もあるため、留学生の利用も多いそう。
コーヒーは名古屋・高岳のスペシャルティコーヒーロースター「トランクコーヒー(TRUNK COFFEE)」で焙煎(ばいせん)されたオリジナルブレンドを提供。中いりのコーヒーは、程よい酸味とコクがたまらない。ラテが好きなら、コーヒー粉をオーツミルクに浸して抽出した「ミルクブリュー」(715円、以下全て税込み)もおすすめしたい。
カリッともっちりした食感が癖になるスウェーデン式ワッフル
フードは、ワッフルをぜひ食べてほしい。クローバー型が特徴的なスウェーデン式で、3月25日にスウェーデンで祝われる「ワッフルデー」にちなんで当日限定で提供して人気を博し、2023年4月から9〜18時のレギュラーメニューとしてラインアップした。薄くカリっと焼き上げているが、中はもちっとしたコントラストが癖になる。軽めの食感で、現地では一人で何枚も食べるそうだ。
「チョコバナナとアイスクリームのワッフル」(880円、ドリンクセット1,320円)は、同ワッフルシリーズの新商品。砂糖でキャラメリゼした香ばしいバナナを丸ごと1本にチョコレートソースがふんだんにかかっており、1枚でも満足感がある。
店内では、小原がオーナーを務めるトルペットのパンやフィーカファブリーケンの焼き菓子も味わえる。おすすめは「カルダモンロール」(385円、アイスクリーム添え550円)で、柔らかく甘いブリオッシュ風のパンの中に、カルダモンを種からひいて生地に練り込んだもの。焼き上がりの表面にレモンを塗っているため、香り高さと爽やかな酸味が楽しめる一品だ。
北欧式のワッフルやパンで、朝から英気を養ってみては。
関連記事
『リッカンコーヒー』
『東京、セムラ4選』
『朝から絶品バーガーを味わえるダイナー「ALLEY CATS」が祐天寺にオープン』
東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら