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イギリス発化粧品ブランドのLUSH(ラッシュ)が、日本における同性婚の法制化に向けた啓発キャンペーン「結婚の自由をすべての人に」を実施。2022年7月に開かれる参議院議員選挙を前に、市民への啓発活動に活用するとして、限定チャリティーソープの売上全額(消費税除く)をMarriage For All Japanに寄付する。
同性婚が認められない日本を変えて
近年、各自治体では同性間のパートナーシップ制度が広がっている。しかし「結婚」として認可されていない制度は、異性婚では当然の権利やケアを受けることができない。例えば、家族として医療費控除が受けられない、遺産相続や病院の面会ができない、パートナーが産んだ子どもの親権者として認められない、パートナーが外国人の場合に在留資格が得られないなど、あらゆる面で長期にわたり不利になることがさまざまだ。
これまでにも社会がはらむさまざまな問題について「All Are Welcome. Always.」をポリシーに掲げ、行動してきたLUSHは、結婚の権利は誰もが平等に持つべき権利であると発表。国会での法制化に向けて、一人でも多くの同性婚賛成派議員が当選することへの啓発として、キャンペーンを開始した。
「多様な愛」を表現したハート型ソープ
赤いカラーが印象的な全身用ソープ『結婚の自由をすべての人に』(860円)は、フレッシュなレモンと華やかなローズのエッセンシャルオイルの香りが特徴だ。このソープは、3500個限定で売り上げの寄付を目的として販売される。
またキャンペーンの一環として、日本に暮らす5組の同性カップルの日常風景写真と結婚の平等への思いを可視化したディスプレーを、日本全国75店舗の店頭と店内、公式ウェブサイトなどに展開する。
LUSH 新宿店、LUSH 渋谷駅前店、LUSH 原宿店の3店舗と関西の2店舗では外観のウィンドー全面にメッセージを掲載し、キャンペーントレーラー動画などのコンテンツを配信するサイネージを設置予定だ。ソープを通して社会を変えるためのキャンペーンに参加してみては。期間は3月31日(木)まで。
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