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ファッションブランド、ロエベ初の大型展覧会「ロエベ クラフテッド・ワールド展 クラフトが紡ぐ世界」が、2025年3月29日~5月11日(日)に原宿でスタートした。2024年に上海で初開催された世界を旅する巡回展だ。
1846年にレザー職人が集う工房としてマドリードで創業してから、世界有数のブランドに成長するまでのロエベの進化を彩ってきた、アイコニックなデザインや文化的なコラボレーションの数々を巡る旅に誘う。

デザイン設計は、世界各地の都市にオフィスを構え、建築と都市計画の伝統的な境界の間で活動する国際的な建築事務所・OMA / AMOのロッテルダムオフィスが手がけた。テーマ別に分かれたインタラクティブな部屋で、ファッションに対するロエベの前衛的なアプローチと、世代を超えて受け継がれるクラフトの文化を紹介する。

「手から生まれたもの」の部屋では、初期のオーダーメイドのレザーアイテムや、アイコニックな最初のモデルなどのキーとなる製品や、時代の精神を象徴するパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)やペドロ・アルモドバル(Pedro Almodóvar)の作品、2024年の「メットガラ」の衣装などを通じて、これまでの軌跡をたどる。

「スペインへようこそ」の部屋では、ロエベの故郷であるスペインの多彩な風景やクラフトの伝統、そこから生まれたデザインを一つ一つの窓に描写している。

「城の部屋」には、高さ2メートルもある「ハウルの動く城」のバッグが登場。ロエベのアイコニックなバッグの要素を組み合わせて構成された、魔法がかかったような魅力を放つ。

手で物を作る喜びと、世界各地のクラフトを支援するロエベの取り組みに焦点を当てる部屋「クラフトによる連帯」。ここでは、京都で400年以上にわたり茶の湯釜造りを業としてきた大西家のドキュメンタリー映像のほか、「LOEWE FOUNDATION Craft Prize」のファイナリストである四代田辺竹雲斎や渡部萌、2019年の大賞受賞者である石塚源太らの作品を鑑賞できる。

また、「限界なきファッション」の部屋には、2013年にクリエーティブディレクターに就任したジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)によるコレクションから、厳選された54体のルックが並ぶ。


コラボレーターたちの想像力の世界へと没入できる部屋「意外な対話」。陶芸の巨匠、ケン・プライス(Ken Price)のニューメキシコのアトリエを再現した空間や、日本の陶芸ユニット、スナ・フジタによるおとぎ話のような情景がのぞき込める小部屋、スタジオジブリの夢のような世界が垣間見られる。

最後に、東京のクリエーティブスタジオ「edenworks」とのコラボレーションで制作された、空中で揺れる花園が鑑賞者を包み込む……
手仕事への献身をたたえ、スペインの風景と音を感じ、パリのランウェイの最前列を体験できる本展。魅力あふれる驚きの空間へ飛び込んでみては。
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