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愛されている小売ブランドが、また一つ、ニューヨークで存在感を増そうとしている。
低価格で知られるドイツ発のスーパーマーケット「リドル(Lidl)」が2025年、チェルシーに新店舗をオープンすると、Commercial Observerが報じた。現在、スタテン島とクイーンズに店舗を構えているLidlは、2024年にパークスロープにブルックリン店をオープンする予定もある。
チェルシー店ができるのは、西26丁目と西27丁目の間(住所:335 Eighth Avenue)。そう、この近くにはニューヨークでよく知られているスーパーマーケットのグリスティーディーズ(Gristede's)があるが、同店が位置する一画が取り壊され、188戸の住宅とLidlが入る小売店スペースから成る新しい建物が建設されるという。
リドルのミッションステートメントにはこう書かれている。「リドルは、高品質な食品を高価な価格で提供する必要はないと考えています。リドルの店舗では、地元の農産物、新鮮な肉や魚介類、輸入チーズ、ヨーロッパのペイストリー、週替わりのサプライズなどを、信じられないほどの低価格で販売しています」
リドル以外にも近い将来、マンハッタンにはいくつかの「カルト」的人気を誇るスーパーマーケットができる計画がある。
2023年末、アスタープレイスの旧Kマートの建物にマンハッタン初の「ウェグマンズ」(Wegmans)がオープンする予定。また、すでにイーストビレッジ、コリアタウンなどに店舗があり、多くのファンがいる韓国系スーパーマーケットの「Hマート」(H Mart)は、アッパーイーストサイドに(そして、さらにロングアイランドシティにも)進出するという。
ニューヨークにおける食料品の買い物は、もはや単なる用事ではなく、本格的な趣味、娯楽、社会的イベントの粋に達したといえる。新しい店舗の誕生は、その体験をさらに深めているものなのだ。
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