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愛知県の「愛・地球博記念公園」内に誕生する「ジブリパーク」のオープンまで、あと1カ月を切った。パークは5つのエリアに分かれており、「青春の丘」「ジブリの大倉庫」「どんどこ森」が2022年11月1日(火)にオープン、その後、2023年秋に「もののけの里」、2024年3月に「魔女の谷」が開業する予定だ。
「長野県立美術館」からスタートし、10月29日(土)に「愛知県美術館」に上陸する「ジブリパークとジブリ展」は、ジブリパークの制作の裏側を紹介する展覧会。宮崎駿の息子でジブリパークの監督を務める宮崎吾朗のスケッチや、多数の資料・模型が展示され、一足早くジブリパークの内容を知ることができる。ここでは、展示内容の見どころを紹介しよう。
まず会場で最初に出会うのは、「となりのトトロ」に登場するネコバス。大人も子どもも、乗り込むことができる。
「ジブリの大倉庫」に登場する「にせの館長室」は、「千と千尋の神隠し」の強欲な魔女、湯婆婆の事務所を再現する空間。本展では、仕事に没頭する湯婆婆の姿を展示している。
「ジブリの大倉庫」には、ジブリ映画の名場面3つを実物大で再現した体験型の企画展が設置される。その一つが「ジブリのなりきり名場面展」だ。「千と千尋の神隠し」の千尋になって、カオナシと一緒に電車に乗ることができる。
同じく11月1日に開園する「青春の丘」で出会えるのが、「耳をすませば」に登場する不思議な猫、バロンだ。本展では、キャラクターのスケッチや原型模型を公開し、バロンの人形を制作する過程を紹介する。
「魔女の谷」エリアでは、「ハウルの動く城」の「ハウルの城」が再現される予定。本展では建設過程で使用されたスケッチや資料、模型を見ることができる。
豊かな自然に囲まれたどんとこ森には、「となりのトトロ」のサツキとメイの家が登場。2005年「愛・地球博」のパビリオンとして、宮崎吾朗の指揮のもと建てられたもので、実際に人が住めるよう設計されているという。家の外観を忠実に再現した模型や、内部の写真などを鑑賞できる。
本展では、「三鷹の森ジブリ美術館」で開催されていた企画展示「アーヤと魔女」を再現。2Dセルアニメーションと3DCGアニメーションの違いなど、制作の舞台裏を解説してくれる。
愛知会場限定で販売されるグッズも見逃せない。ジブリの手ぬぐい(1,100円、以下全て税込み)、ステッカー(各550円)、バンダナ(1,430円)などのキュートなアイテムが勢ぞろいする。
入場券は事前予約制で、販売スケジュールを1期と2期に分けて販売。大人1,700円(土・日・祝日は1,900円)、高校・大学生は1,100円(1,300円)、中・小学生は600円(800円)。オンライン予約サイトや、ローソンまたはミニストップでも購入ができる。
今後「ジブリパークとジブリ展」は、2023年に熊本と神戸、山口県を巡回する予定だ。入場券の販売スケジュールや展覧会の詳細は公式ウェブサイトを確認してほしい。
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