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サン=テグジュペリ生誕100年を祝した世界的記念事業の一環として、1999年6月29日にオープンした「星の王子さまミュージアム」。美しい自然に囲まれた箱根の観光名所として人気のスポットだったが、コロナ禍による来園者の減少や建物の老朽化のため、2023年3月31日(金)に閉館することが決定した。
施設内の「レストラン ル・プチ・プランス」では、物語の世界をイメージした料理を提供。ガーデンデザイナーの吉谷桂子が手がけたヨーロピアンガーデンやローズガーデンなど、季節の植物と建物の調和には定評があった。
2015年からは大人に向けた体験型の謎解きイベントを開催。8年間にわたり4作品が制作され、星の王子さまファンだけでなく、謎解きファンからも高い評価を得ていた。
2021年10月1日から開催中の「星の王子さまと思い出の日記帳」(入園料+1,800円)は、ミュージアム内に散ってしまった王子さまの「大切な思い出」の軌跡をたどるという内容。閉園に伴うフィナーレイベントとして、2023年3月31日まで開催中だ。
気になるグッズについては、閉園の発表後注文が相次ぎ、2022年12月21日からオンラインショップでの販売を休止している。同園に足を運べないファンにとっては残念だが、受付再開は公式ウェブサイトおよびSNSでアナウンスされる。
今年の3月は定休日関係なく、ショップ、レストランも含めて無休で開園を予定。混雑が予想されるため、チケットは事前の購入がおすすめだ。読み返すたびに新たな発見がある同作品の世界に触れに行こう。
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