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ラスベガスに本社を置くMGMリゾーツは、同社が所有するパブロ・ピカソの作品11点を、サザビーズと協力してオークションで売却することになった。オークションは、ピカソの140歳の誕生日に合わせ、2021年10月23日(土)にラスベガスで開催される。
今回出品される作品の多くは、MGMリゾーツが運営するベラージオにあるスペインやフランスの郷土料理を提供するレストラン、ピカソに展示されていたもの。オークションに向けて、作品はニューヨークと台北、香港を巡回。その後ラスベガスへ戻り、10月21日(木)から23日(土)まで、ベラージオ・ギャラリー・オブ・ファイン・アートにおいて入場料無料で一般公開される。
MGMリゾーツがピカソの作品を手放す理由は、「公共的な空間で利用してきた美術作品コレクションを見直し、より多様性と包括性を深めるため」。同社のチーフホスピタリティオフィサーであるアリ・カストラティは、その背景について次のように説明している。
「私たちは、毎年世界中から何百万人ものお客さまをリゾートにお迎えしており、芸術界の多様な視点を紹介するための素晴らしい機会を得ています。多様性は以前から我が社のDNAに組み込まれていますが、幅広さを維持しつつ、あまり注目されないコミュニティーのアーティストの声をもっと届けるために、今後はさらに包括性の高いコレクションを作ることを目指します」
競売にかけられる11点の作品のうち、最も注目されているのは、『Femme au béret rouge-orange』。これはピカソのミューズであるマリー=テレーズ・ワルテルの肖像画で、2,000万〜3,000万ドル(約22億7,250万〜
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