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サマーソニックでレアンドロ・エルリッヒらの大型アート作品を展示

文化庁と一緒に取り組む、音楽とアートを融合させた新プロジェクト

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
金氏徹平「Hard Boiled daydream (Sculpture/Spook) #A.B.C」
Photo: 'Hard Boiled daydream (Sculpture/Spook) #A.B.C', Teppei Kaneuji
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いよいよ、3年ぶりの「サマーソニック」が2022年8月20日(土)21日(日)に開催される。国内外から集結する豪華アーティストのパフォーマンスにも注目したいが、今年は会場でアート鑑賞もできる。

サマーソニックと文化庁が一緒に取り組む「Music Loves Art in Summer Sonic 2022」は、音楽とアートを融合させ、世界に向けて発信するプロジェクト。期間中は、現代アーティスト5人の大型作品を会場に展示する。作品は各ステージに分散され、金氏徹平と小林健太の作品が「ZOZOマリンスタジアム」、レアンドロ・エルリッヒの新作が「ビーチステージ」、細倉真弓とイナ・ジャンが「幕張メッセ」に、それぞれ作品を公開する。

小林健太「フラグメンツ・オブ・メモリー, 2022」
Sketch for the new work ©️Kenta Cobayashi小林健太「フラグメンツ・オブ・メモリー, 2022」

アルゼンチン出身のエルリッヒは、温暖化や気候危機を基本的なテーマにした新作を発表。金氏は小さいものとして見慣れた平面的なイメージ世界を立体化した、巨大作品を展示する。キュレーションを担当するのは、六本木に誕生したばかりの「ANB Tokyo」を拠点にする一般財団法人東京アートアクセラレーションと、アートプログラムの企画から実施までを行うチーム、ArtTankだ。

参考画像:Order of Importance, Miami Beach, 2019, courtesy of Leandro Erlich Studio, photo: Steve Kehayias
参考画像:Order of Importance, Miami Beach, 2019, courtesy of Leandro Erlich Studio, photo: Steve Kehayias

本プロジェクトは、日本のアーティストを世界トップレベルに育てていくことや、日本が現代アートの国際拠点となる一端を担うことを目的としている。サマーソニックに行く人は、会場を散策をして全作品を鑑賞してみるといいだろう。

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