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世界の写真家が参加する国際写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」が、2025年4月12日(土)〜5月11日(日)に、京都市内各所で開催する。13年目となる今年は、「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」「KG+」「KYOTOPHONIE ボーダレスミュージックフェスティバル」という、写真と音楽の3つのイベントが同時に開かれ、注目のコンテンツがめじろ押しだ。
メインプログラムからは、アダム・ルハナ(Adam Rouhana)、イーモン・ドイル(Eamonn Doyle)、エリック・ポワトヴァン(Eric Poitevin)、リュウ・セイユウ(劉星佑)、JR、甲斐啓二郎、石川真生、マーティン・パー(Martin Parr)、𠮷田多麻希、土田ヒロミら14組のアーティストが参加。京都市内の15会場で14のプログラムを展開する。

会場は、寺院や京都を象徴する名所、現代的な空間に加え、今年は京都駅での写真壁画というユニークな企画もあり、京都の街へとより広がっていく。普段は非公開の「京都新聞ビル 印刷工場跡」「誉田屋源兵衛下」安藤忠雄建築のビル「TIME’S」などの場所も会場となるため、京都の街をディープに散策できるだろう。

今年のテーマは、「HUMANITY」。戦争、ジェンダー、アイデンティティー、感情、コミュニティー、つながり、自然、痛み、愛といったさまざまな視点から探求していく。なお、メインプログラムの全会場を1回ずつ観覧できるパスポートチケットの前売りは、現在公式ウェブサイトで発売中だ。

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭のサテライトイベントとして開催される「KG+」は、公募型の写真祭。ギャラリーやショップ、カフェ、ホテルなどを舞台に、市内各所約120会場で150を超える展覧会が公開され、過去最多の300人以上のアーティストの参加する。作家たちによるトークイベントやワークショップ、ツアーのほか、KG+主催のイベントも会期中に行われ、街中にはエネルギーに満ちた多様な表現が行き交うだろう。
さらに、国内外の出版社や書店が集い、写真集などの出版物を販売するブックフェア「KYOTOGRAPHIE & KG+ PHOTOBOOK FAIR 2025」や、インターナショナルポートフォリオレビューなど、数多くの関連イベントや教育プログラムなども開かれるので、併せてチェックしてほしい。

そして、姉妹音楽フェスティバルである「KYOTOPHONIE ボーダレスミュージックフェスティバル 2025 春」が今年も開催。本テーマからインスピレーションを受けた表現が、写真の枠を超えて音やパフォーマンスの世界にも広がっていく。

9年ぶりの来日となる世界的な文化アイコンであるパティ・スミス(Patti Smith)と、ニューヨークやベルリンを拠点に活動する現代音響芸術コレクティブのSoundwalk Collective、水曜日のカンパネラの初代ボーカリストであり、現在ブラジル在住のコムアイとサウンドアーティストの森永泰弘という、豪華ラインアップが発表された。

また、ブラジルで有名なノンバイナリーのミュージシャンで、ファルセット・ヴォイスのロックスター、フィリペ・カット(Filipe Catto)が初来日する。
3つのイベントのオープニングを祝うキックオフパーティーは、現存する日本最古のクラブである「クラブメトロ(CLUB METRO)」で、4月12日(土)にスタート。京都から世界、またアンダーからオーバーまでシームレスに活躍するアーティストが一堂に集合する。
この春は、京都に集おう。
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