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「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」が4月に開催

音楽フェスティバル「KYOTOPHONIE」を姉妹イベントとして企画

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
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Photo: © Mabel Poblet Studio
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京都市を舞台に開催される写真の祭典「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」が2023年、4月に開幕する。11回目となる今回は「BORDER=境界線」がテーマ。期間は4月15日(土)から5月14日(日)で、京都市内14カ所の会場で14のプログラムを展開する。2023年度も、歴史的建造物や近現代建築など、京都ならではの雰囲気を感じられる貴重な空間が会場になる。

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画像提供:© Mabel Poblet Studio

「京都文化博物館 別館」では、キューバの若手作家マベル・ポブレットが「海、水」をテーマにした作品を展示。自身のアイデンティティーや経験に基づき、キューバ社会と今日の世界について語りかけるような作品を多彩な手法で創作した。

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画像提供:Yuriko Takagi

「二条城 二の丸御殿 台所」では、日本人写真家の高木由利子の個展「PARALLEL WORLD」を開催。世界各国の民族衣装を日常的に着ている人々を記録するプロジェクトや、DIORとコラボレーションした最新作などを発表する。

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画像提供:Coco Capitán

そのほか、ウクライナ・ハリコフ生まれのアーティスト、ボリス・ミハイロフや、コートジボワールのアビジャンで活動するジョアナ・シュマリ、KYOTOGRAPHIEのアーティストレジデンスに滞在し制作活動を行ってきたスペイン出身のココ・カピタンなど、国内外作家の作品が市内に集結する。

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画像提供:© Lucille Reyboz|サリフ・ケイタ

また、2023年度は姉妹イベントとして音楽フェスティバル「KYOTOPHONIE」を同時開催。アフリカ音楽をポップシーンに広めたマリ出身のシンガーソングライター、サリフ・ケイタが来日し、4月16日(日)に東福寺塔頭の光明院で、23日(日)に金剛能楽堂でアコースティックライブ演奏を行う。そのほか、パリのインディレーベル「No Format!!」のアーティストや、ブラジル出身のプロデューサー、ルーカス・サンタナや、イッセイ ミヤケのパリコレクションでピアノ演奏を行ったピアニスト、中野公揮などのアーティストの出演が決定している。

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画像提供:KYOTOGRAPHIE|誉田屋源兵衛 竹院の間

京都の歴史や美しい景色に浸りながら、アートと写真の世界に踏み込めるのがKYOTOGRAPHIEの魅力。プログラムと各会場の詳細は公式ウェブサイトから確認してほしい。

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