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飼育委員だけが知っている「コツメカワウソの裏の顔」
本イベントは、絶滅の危機にあるコツメカワウソのペット利用の問題を多くの人に知ってもらうために開かれる。そのかわいらしい姿から「ペットにしたい」という声がよく上がる動物だが、絶滅の危機にあることや、生育のためには広い水槽が必要なこと、冷凍では得られないビタミンが必要なために甲殻類や魚などの新鮮な餌が必要なことはあまり知られていない。
来る 5/31は「世界カワウソの日」。カワウソは生息環境の減少や密猟、違法取引などの問題にさらされています。特に「ペット目的の違法取引」は野生のカワウソ類を追いつめる要因のひとつ。こうした課題を広く知らせ保全につなげるためのイベントやキャンペーンをお知らせします。ぜひお力添え下さい👉 pic.twitter.com/ah3WlFkMNQ
— WWFジャパン (@WWFJapan) May 23, 2023
イベント期間中は、13〜14時に「飼育員さんだけが知ってるコツメカワウソのウラのカオ」を気軽に学べる「ウラのカオしおり」を貼ったパネルを上野動物園内に設置。毎日異なる情報のしおりが105枚貼られ、はがして持ち帰ることができる(なくなり次第終了)。
コツメカワウソの国際取引は2019年に禁止されているが、日本では規制前に輸入または飼育下で繁殖させた個体の国内取引が可能で、販売も確認されているという。上野動物園とWWFジャパンは、ペット目的の違法取引の現状に警笛を鳴らす。
そのほかWWFジャパンの公式Twitterでは、8の動物園と協働してコツメカワウソの生態や習性についてハッシュタグ「#世界カワウソの日」を付けたリレー投稿を行う。参加するのは「上野動物園」「札幌市円山動物園」「日立市かみね動物園」「多摩動物公園」「埼玉県こども動物自然公園」「那須どうぶつ王国」「千葉市動物公園」「高知県立のいち動物公園」だ。
見た目はかわいいコツメカワウソですが実は肉食動物。野生では魚や貝・カエルやカニなどの甲殻類も食べ、カニの甲羅も砕くほどの強力な顎の力を持ちます。保温用の毛布もすぐにボロボロに…。※誤飲には注意して与えています #ペットにしても幸せにできない動物 #世界カワウソの日 #かみね動物園 pic.twitter.com/YyGO1MaSQC
— 日立市かみね動物園〔公式〕 (@HitachiCity_Zoo) May 25, 2023
「世界カワウソの日」をきっかけに動物園に行き、コツメカワウソの現状を知ろう。
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