[title]
1933(昭和8)年に高円寺で創業した老舗の銭湯「小杉湯」の2号店「小杉湯原宿」の開業が、2024年4月17日(水)に決定。同店は、東急プラザ原宿「ハラカド」内の地下1階に入居することがアナウンスされた直後から、話題を集めていた。
4月17日から5月12日(日)の約1カ月間はプレオープン期間とし、渋谷区神宮前1丁目から6丁目エリアに居住している人、もしくは勤務地のある人のみが利用できる。営業時間も7時から12時、18時から23時の2部性だ。
5月13日(月)以降は営業時間を7時から23時とし、グランドオープン。ただし、プレオープン期間中の混雑状況によって入浴できる対象を決定し、少しずつ一般開放するという。
小杉湯原宿でも、高円寺の本店で愛され続けている「ミルク風呂」、そして熱湯と水風呂を交互に入る「温冷交互浴」が楽しめる。浴槽は3つで、男女とも形や大きさはほぼ同じ。洗い場は9つ設置し、2、3人ほどが座れる内気浴スペースも用意する。
入浴料は520円(以下全て税込み)、200円(6歳以上12歳未満)、100円(6歳未満)。定休日は木曜のみ。
高円寺の本店は、地元住民だけでなく、全国から人々が集う憩いの場だ。古き良き銭湯としての営業のみならず、さまざまなイベントやコラボレーション企画を行ってきた。
小杉湯の公式noteでは「小杉湯原宿」の発表とともに、出店までの経緯が書かれている。「今の建物のまま、小杉湯を50年後も、100年後も続けたい」という思いから、「街の銭湯」を存続し「銭湯の価値」を伝えるために、東急不動産からの依頼を受け、決断に至ったという。
小杉湯原宿が入居するハラカドは、「ラフォーレ原宿」がある神宮前交差点を挟んだ旧「コンドマニア」跡地にオープン予定。地上9階、地下3階建ての大型施設で、外装・屋上デザインの設計は建築家の平田晃久が手がける。
「商業施設の銭湯」という新たな視点は、サウナブームだけでなく、銭湯ブームの更なる盛り上がりが期待できそうだ。グランドオープン後の詳細は4月末頃になる見込み。気になる続報は、新たに開設された公式X、もしくは公式Instagramからチェックしよう。
関連記事
『小杉湯』
『小杉湯原宿』
『原宿の旧コンドマニア跡地に新たな商業施設がオープン、2024年春開業』
『人生の節目にはサウナがある、清水みさと初の著書「サウナのぷりンセス」の魅力
東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら