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錦糸町の黄金湯がカフェ「コガネキッチン」を新設、注目のロウリュコーヒーとは

風呂上がりに最適なラムを使った「サ飯」も用意

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Tomomi Nakamura
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黄金湯の「コガネキッチン」
Photo: Tomomi Nakamura
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老舗銭湯をリノベーションして、DJブースやクラフトビアバーも兼ね備えた銭湯に生まれ変わったことで大きな話題を呼んだ「黄金湯」。そんな銭湯が2022年に90周年を迎え、2022年9月15日(木)から2階にカフェ「コガネキッチン」をグランドオープンする。

黄金湯
Photo: Keisuke Tanigawa

設計を手がけたのは、銭湯と同じくブルーボトルコーヒー中目黒店のデザインを担当した建築家、長坂常だ。キッチンで商品を受け取り、その場で支払うキャッシュオンデリバリー式で、料理はその脇にあるラウンジスペースまたは2席だけのテラス席で楽しめる。

黄金湯
Photo: Keisuke Tanigawaラウンジ

トークショーなどのイベントを開催することもあるというラウンジは、モルタルの壁で囲まれた無機質な空間で洗練された雰囲気が漂う。ちなみに1階でDJイベントが行われる際は、この部屋でも同様の音楽を聴くことができるのだとか。

黄金湯
Photo: Tomomi Nakamura

同カフェ最大の目玉メニューが「ロウリュコーヒー」(2,100円、以下全て税込み)である。これはサウナストーンにアロマ水をかけて、蒸気を発生させる「ロウリュ」と、コーヒーをドリップする光景が似ていると感じたオーナーが、コーヒーに精通したスタッフと共同開発した完全オリジナルメニュー。コーヒーミルやコーヒー豆のほかポット、砂時計、量りなどの道具とクッキーがセットで提供される。

ロウリュコーヒーは、自身で豆をミルで引くところから始まる。緑に囲まれたテラス席を確保すれば、まるで森でキャンプをしながらコーヒーを淹れているような気分に浸れるだろう。

黄金湯
Photo: Tomomi Nakamuraテラス席
黄金湯の「コガネキッチン」
Photo: Tomomi Nakamura

ドリップを行う際に登場するのが、サウナにも使われている熱した「麦飯石」だ。水の浄化にも使われる石で、抽出を行うことにより、コーヒーの味がよりまろやかになるのだとか。

黄金湯の「コガネキッチン」
Photo: Tomomi Nakamura

時間をかけて淹れた一杯は、「ヴィヒタ」と「ラドル」を模した手作りクッキーとともに味わおう。オリジナルの「黄金湯ブレンド」は、フルーティーで華やかなフレーバーが魅力だ。

マグカップ(1,600円)はコガネキッチンのオープンを記念して作られたもの。販売も行っているので、手土産に購入して帰るのもいいだろう。

黄金湯
Photo:Tomomi Nakamura

もちろん「サ飯」も充実している。サウナ後にかぶりつくなら、肉汁あふれるラムと甘口の醤油ベースのソースが病みつきになる「ラムラムバーガー」(1,300円)がおすすめ。バンズは赤外線で素材の風味をギュッと閉じ込め、外は香ばしく、中はもっちりと仕上げた石窯パンで、食べ応えがある。

黄金湯
Photo: Tomomi Nakamura黄金湯

爽やかなクミンと、野性味あふれるマトンの風味がマッチした「黄金カレー ラムラムキーマ」(1,280円)もいちおしの逸品。さっぱりとした赤紫のラぺや塩こうじで和えたショウガが、カレーの味を引き立てる。アクセントになっているナッツの食感も程よい。脂肪燃焼の助けとなるカルニチンが多く含まれ、体を冷やさないといわれる羊肉を使用したメニューは、風呂上がりにもぴったりだ。

黄金湯
Photo: Keisuke Tanigawa
黄金湯
Photo: Keisuke Tanigawa

同じ階には「黄金湯お宿」という宿泊施設も併設しているので、サウナとおいしい料理で満たされた後は、ゆったり泊まっていくのもおすすめ。銭湯とサウナのみならず、さまざまなコンテンツを通してユニークな空間づくりを行う「ネオ銭湯」で、唯一無二の銭湯体験を堪能しよう。

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