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2023年2月23日、吉祥寺駅から徒歩2分の場所に位置する「丸井吉祥寺」1階にテイクアウト専門のチャイスタンド、「チャロチャロ!チャイブレイク(chalo chalo! chai break)」がオープンした。同店は「井の頭恩賜公園」のほとりにある旬の紅茶とチャイの専門店「チャイブレイク」の2号店である。
オーナーの水野学は、紅茶好きが高じてオンラインショップでの紅茶の輸入販売をスタート。その後「より日常的に紅茶に触れてもらいたい」という思いから実店舗の「チャイブレイク」を開店したという。
現在も輸入販売は積極的に行っており、レストランやパティスリーに卸すことが多いが、中にはミシュラン星付き店も複数含まれているという。紅茶の茶葉は、生産地や生産者ならではの個性が味や香りに反映しやすい「シングルオリジン」のものだけをラインアップ。季節性を重視し、その時期に最も香り高い高品質な茶葉を厳選している。
もともと1号店目の「チャイブレイク」は、「
水野はさらに紅茶にカジュアル性を持たせるため2号店の「チャロチャロ!チャイブレイク」はテイクアウト専門店にした。カップの周りに巻かれたスリーブのイラストは、イラストレーター・HOHOEMIが手がけており、思わず手に取りたくなるようなデザインに仕上げた。
定番のチャイはもちろん安定のおいしさだが、ドリ
茶葉の味わいをよりダイレクトに感じたい人は、「旬の紅茶のアイスティー」(669円)を注文しよう。一晩かけて丁寧に抽出したアイスティーは、風味豊かで香り高く、その茶葉ならではの個性をストレートに感じることができる。3~4月の間は「ダージリン ファーストフラッシュ」という茶葉の紅茶が登場。グレープフルーツのような甘酸っぱさと爽やかさを兼ね備えており、春先にぴったりの味わいだ。
チャイや紅茶のおともにぜひ味わってみてほしいのが、新メニューの一つである「グリル ワダパオ」(648円)だ。インド人気のストリートフードでジャガイモをベースに様々なスパイスや野菜、ハーブ類を混ぜ合わせ、ひよこ豆のペーストに包んで揚げた「ワダ」を、3種類のチャトニというソースとともに自家製パン「パオ」に挟んで食べる
マスタードシードやクミンシードの香りとスパイシーな味わい、表面はパリッと内側はふんわり焼き上げたパンの食感はクセになること間違いなし。「ワダパオ」の下には、「チュラ」というひよこ豆を揚げたスナックが添えられ、満足感もしっかり感じられる。
「この出店をきっかけに、チャイを片手に井の頭恩賜公園へ出かける人が増えたらうれしい」と、水野は語る。厳選された本格派の紅茶を提供しつつもほどよくカジュアルさを兼ね備えたチャイスタンドにぜひ一度足を運んでみてほしい。
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