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江戸川区にある葛西臨海公園内の水族館「葛西臨海水族園」は、約650種を超える生物を飼育する47の水槽やドーナツ型の大型水槽を回遊するマグロ類など、迫力ある展示が人気の水族館だ。
1989年の開園から30余年を経た頃、建物の老朽化を理由に大幅にリニューアルすることが決定。現在の葛西臨海水族園の敷地内に新たな水族園を整備し、2028年3月の開園を目指している。
五感を刺激する新たな水族館に
新しい葛西臨海水族園は、建築面積約1万3000平方メートル、水槽容量約4800トン、地下1階・地上2階の建物を予定。「海を通じてさまざまないのちとの対話を生み出す」「五感で没入するイマーシブな展示空間」などの特色を打ち出している。
地下から屋上庭園まで吹き抜け構造の移動空間や、サンゴの生態系を守る大水槽、東京湾の深海の生態系を伝える深海展示のほか、ICT(情報通信技術)を使った情報提供や、最先端の演出で世界の極地の生物を紹介。フードコート形式のカフェや、地産食材を生かしたサステナブルなレストラン「アクアリウムカフェ」などの建設も予定している。
現在の葛西臨海水族園は建物の補修工事のため、一部展示の調整や休止(2023年6月下旬まで)を行いながら営業中だ。新生する施設を楽しみに、続報を待とう。
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