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毎年恒例の「世界のベストバー50(World's 50 Best Bars)」がこのほど発表された。例年、東京のバーはトップ50位内に2、3軒はランクインしているのだが、今年は48位に1軒のみという結果になった。ランク入りしたのは、2021年のランキングで32位だった鹿山博康の「バー ベンフィディック」だ。
新宿にある同店は、この栄誉に値するものである。鹿山が作る妖しく美しいカクテルには、自家栽培したハーブなどが使われていることで知られている。自分で材料を生産する方法があればそれを採用しており、それが彼のバーが感動を与え続ける理由だ。
とはいえ、今年のランキングにはやや物足りなさを感じずにはいられない。同ランキングでは、過去1年半の間に訪れたバーを7軒までノミネートすることができる。そのため、東京は(そして日本全体も)不利になったかもしれない。
日本の「まん延防止等重点措置」は2022年初頭まで続き、飲食店の営業に大きな影響を与えた。バーに関しては営業ができなかったり、限られた人数での営業が要請され、バーが通常の営業時間に戻ったのは今年3月になってからであった。
さらに日本の厳しい入国制限により、観光客はもちろん、おそらく審査員が日本を訪問してバーを体験できなかったことも挙げられる。
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