ニュース

日本ホラー漫画の鬼才、伊藤潤二の大規模原画展が初開催

「富江」「うずまき」「死びとの恋わずらい」の原画や新作を公開

テキスト:
Masataka Ito
Writer
伊藤潤二展 誘惑
ジェイアイ/朝日新聞出版《富江の世界》2023年
広告

世田谷文学館」で2024年4月27日(土)から9月1日(日)まで「伊藤潤二展 誘惑」が開催される。漫画家・伊藤潤二の原画が楽しめる初の大規模個展だ。

伊藤潤二は、1986年にデビュー作にして代表作ともいわれる「富江」を発表して以来、日本ホラー漫画界をけん引し、世界中にファンを持つ鬼才である。

伊藤の漫画は奇想天外な発想で、じわじわと迫る張り詰めた恐怖を描きながら、ユーモアも感じさせ、その緩急が言い難い読後感を漂わせる。美しく精緻(せいち)な作画も独特で、人気の要因の一つだ。

伊藤潤二展 誘惑
ジェイアイ/朝日新聞出版《血玉樹》1993年

同展では「富江」をはじめ、「うずまき」「死びとの恋わずらい」「双一」などのシリーズ漫画のほか、「首吊り気球」「伊藤潤二の猫日記 よん&むー」「溶解教室」などの自筆原画、描き下ろしの新作も公開される。フィギュア原型師の藤本圭紀による「富江」の新作フィギュアにも注目したい。 

同展を記念して、漫画の名場面や人気キャラクターをプリントしたハンカチ4種も展開。ミュージアムショップで購入できる。

伊藤の作品世界にどっぷりと浸ってみては。

関連記事

伊藤潤二展 誘惑

意識や身体がリフレッシュされる感覚

セーラームーンのデザインマンホール蓋が港区に登場

東京、2月から3月に行くべきアート展

丸の内など都内3エリアで大規模な建築公開イベント「東京建築祭」が初開催

東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

最新ニュース

    広告