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「世田谷文学館」で2024年4月27日(土)から9月1日(日)まで「伊藤潤二展 誘惑」が開催される。漫画家・伊藤潤二の原画が楽しめる初の大規模個展だ。
伊藤潤二は、1986年にデビュー作にして代表作ともいわれる「富江」を発表して以来、日本ホラー漫画界をけん引し、世界中にファンを持つ鬼才である。
伊藤の漫画は奇想天外な発想で、じわじわと迫る張り詰めた恐怖を描きながら、ユーモアも感じさせ、その緩急が言い難い読後感を漂わせる。美しく精緻(せいち)な作画も独特で、人気の要因の一つだ。
同展では「富江」をはじめ、「うずまき」「死びとの恋わずらい」「双一」などのシリーズ漫画のほか、「首吊り気球」「伊藤潤二の猫日記 よん&むー」「溶解教室」などの自筆原画、描き下ろしの新作も公開される。フィギュア原型師の藤本圭紀による「富江」の新作フィギュアにも注目したい。
同展を記念して、漫画の名場面や人気キャラクターをプリントしたハンカチ4種も展開。ミュージアムショップで購入できる。
伊藤の作品世界にどっぷりと浸ってみては。
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