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6月はジャズライブへ。国内からは大友良英スペシャルビッグバンドや綾戸知恵と名ギタリスト・天野清継によるデュオコンサートをピックアップした。
海外からはチェット・ベイカー（Chet Baker）をほうふつとさせるリリカルな演奏が魅力的な、トランペッターでボーカリストのアンドレア・モティス（Andrea Motis）が新編成で来日。また、衝撃的な最新作「Y’Y」で知られているブラジル出身のピアニスト、アマーロ・フレイタス（Amaro Freitas）も見逃せない。
ただ紡がれる音に身を委ねる、極上の音楽体験をしよう。
大友良英 スペシャルビッグバンド
テレビや映画のサウンドトラックなども手がける、ギタリストで即興演奏家の大友良英によるスペシャルビッグバンドのライブが、「新宿ピットイン」で開催。ピアニストの江藤直子やベースのかわいしのぶをはじめ、手練のミュージシャンが集結する。
2024年10月から11月にかけて、ヨーロッパ各国を巡ることが予定されているスペシャルビッグバンド。間近で圧巻の演奏を浴びてほしい。
※5日 19時30分〜／新宿ピットイン／料金は前売り6,600円、当日7,150円（1ドリンク込み）
Andrea Motis Temblor
スペイン・バルセロナ出身のシンガー＆トランぺッターのアンドレア・モティスが、2024年3月に初演した新プロジェクト「Temblor」で「ブルーノート東京」に来日決定。モティスとパーカッションのゼ・ルイス・ナシメント（Zé Luis Nascimento）、ギターとバイオリン、マンドリンを担当するクリストフ・マリンジャー（Christoph Mallinger）から成るアコースティックトリオは見逃せない。
チェット・ベイカーをほうふつとさせるリリカルな演奏のとりこになる人は、日本でも多いだろう。さまざまな編成を経てたどり着いた新編成のライブに、足を運んでみては。
※7日 18時〜、20時30分〜、8・9日 16時30分〜、19時30分〜／ブルーノート東京／料金は前売り8,000円〜
綾戸智恵 DO JAZZ Live with 天野清継
ジャズを中心にゴスペルやソウル、ロック、ポップス、J-POPなど、幅広いレパートリーを巧みに取り入れて精力的な活動を続けるボーカリストでピアニストの綾戸智恵。約5年半ぶりに「コットンクラブ」に登場する。
さまざまなアーティストのライブやレコーディングに参加している名ギタリスト・天野清継とのデュオは、両者ともにグレーヘアであることから、綾戸は「シモフリコンビ」と呼ぶ。伝統的なジャズの即興性を軸に、ユーモアと軽快なトークを織り交ぜたライブは、リラックスしつつも日常を忘れさせるだろう。
ファーストショーは売り切れで、残るはセカンドショーのみとなるため、チケットの確保は早めが吉だ。
※15日 19時30分〜／コットンクラブ／料金は前売り8,500円〜
Piano Colosseum featuring AMARO FREITAS
ブラジル北東部に位置するレシーフェ出身のジャズ・ピアニスト、アマーロ・フレイタスが、「ブルーノート・プレイス（BLUE NOTE PLACE）」に登場。最新作「Y’Y」は好事家のみならず、世界中で話題を集めている。
最新アルバムには、シャバカ・ハッチングス（Shabaka Hutchings）、ブランディー・ヤンガー（Brandee Younger）、ジェフ・パーカー（Jeff Parker）ら豪華ゲストが参加。ジャズという枠組みを拡張するような演奏に、心を打たれたい。
※25日 19時30分〜／ブルーノート・プレイス／料金は5,000円
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