ニュース

日本への帰国者と入国者、3カテゴリーに区分へ

6月1日から、PCR検査や待機期間免除の有無を決定

Kaila Imada
テキスト:
Kaila Imada
Associate Editor, Time Out Tokyo
Haneda Airport
Photo: Markus Winkler/UnsplashUndated stock photo of Haneda Airport
広告

日本の厳しい国境規制は、6月の訪日外国人観光客受け入れ再開に向けて、常に変化している。6月1日(水)からは入国規制がさらに緩和され、1日当たり入国者数上限が2万人に引き上げられるほか、入国や帰国の際のPCR検査と検疫が国や地域によって免除される。

こうした到着時の検査と検疫手続き免除のために日本政府は、新型コロナウイルス感染症の状況に応じて、国と地域を「青」「黄」「赤」の3つのグループに分けることにした。

この区分によると、感染率が最も低い地域からの渡航者は「青」に指定され、ワクチン接種の有無にかかわらず、到着時の検査と検疫、待機が免除される。

「黄」は、検疫所による入国時検査実施原則7日間の自宅などでの待機を求める。ただし、入国後3日目以降に自主的に受けた検査で陰性であった場合、厚生労働省に届け出れば、厚生労働省の待機を継続しなくてよい。またワクチン接種証明書を保持している帰国、入国者は、検疫と待機が免除される。「赤」は、引き続き到着時の検査と自己隔離が求められる。

注意しておきたいのは、いずれのグループでも、出発72時間前までに実施したPCR検査での陰性証明を提示しなくてはならないことだろう。外務省によると、カテゴリー別の国と地域は以下の通り。

「赤」区分
アルバニア、シエラレオネ、パキスタン、フィジー

「黄」区分
アンゴラ、アンティグア・バーブーダ、アンドラ、イエメン、インウクライナ、ウズベキスタン、ウルグアイ、エジプト、エスワティニ、エリトリア、オマーン、カーボベルデ、ガイアナ、カザフスタン、ガボン、ガンビア、北朝鮮、北マケドニアギニア、ギニアビサウ、キプロス、キューバ、キリバス、クウェート、クック諸島、グレナダ、コソボ、コモロ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、サウジアラビア、サモア、サントメ・プリンシペ、サンマリノ、ジョージア、シリア、ジンバブエ、スーダン、スリナム、スリランカ、セーシェル、赤道ギニア、セネガル、セントクリストファー・ネービス、セントビンセント及びグレナディーン諸島、セントルシア、ソマリア、ソロモン諸島、タジキスタン、チャド、中央アフリカ共和国チュニジア、ツバル、トーゴ、ドミニカ国、トリニダード・トバゴ、トルクメニスタン、トルコ、トンガ、ナウル、ナミビア、ニウエ、ニカラグア、ニジェール、西サハラ、ネパール、ハイチ、バチカン市国、バヌアツ、バハマ、バルバドス、パレスチナ、ブータン、ブルキナファソ、ブルネイ、ブルンジ、ベトナム、ベネズエラ、ベラルーシ、ベリーズ、ペルー、ボツワナ、ポルトガル、ホンジュラスマーシャル諸島、マカオ、マリ、マルタ、ミクロネシア、モーリシャス、モーリタニア、モルディブモルドバ、リビア、リヒテンシュタイリベリア、レソト、レバノン

「青」区分

アイスランドアイルランドゼルバイジャンアフガニスタアラブ首長国連邦アルジェリアアルゼンチンアルメニイスラエルイタリアイライランインドネシアウガンダ、英国、エクアドルエストニアエチオピアエルサルバドオーストラリアオーストリオランダガーナカタールカナダカメルーン、韓国、カンボジアギリシャキルギスアテマラクロアチアケニアコートジボワールコスタリカコロンビアザンビアジブチジャマイカシンガポールスイスウェーデンスペインロバキアスロベニアセルビタイ、台湾、タンザニアェコ、中国、チリデンマークドイツドミニカ共和国ナイジェリアニュージーランドノルウェーバーレーンパナマプアニューギニアパラオパラグアイハンガリーバングラデシュ、東ティモール、フィリピフィンランドブラジルランスブルガリア、米国、ベナベルギーポーランドボスニア・ヘルツェゴビナボリビ、香港、マダガスカルマラウマレーシア、南アフリカ、南スーダン、ミャンマーメキシモザンビークモナコモロッコモンゴルモンテネグロヨルダンラオスラトビアトアニアルーマニアルクセンブルクルワンダ、ロシア

(引用:厚生労働省、外務省「水際対策強化に係る新たな措置(28)1.に基づく 国・地域の区分について」)

原文はこちら

関連記事

政府、6月から1日当たり入国者数を2万人に倍増へ

観光業界が外国人観光客の受け入れの早期再開を国に要望

日本の入国規制について知っておくべきこと

ディズニーがコロナ禍で変わった6のこと

 『日本の渡航制限は「あまりにも厳しく、非現実的」読者調査で分かった本音

 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

最新ニュース

    広告