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日本の厳しい国境規制は、6月の訪日外国人観光客受け入れ再開に向けて、常に変化している。6月1日(水)からは入国規制がさらに緩和され、1日当たり入国者数上限が2万人に引き上げられるほか、入国や帰国の際のPCR検査と検疫が国や地域によって免除される。
こうした到着時の検査と検疫手続き免除のために日本政府は、新型コロナウイルス感染症の状況に応じて、国と地域を「青」「黄」「赤」の3つのグループに分けることにした。
この区分によると、感染率が最も低い地域からの渡航者は「青」に指定され、ワクチン接種の有無にかかわらず、到着時の検査と検疫、待機が免除される。
「黄」は、検疫所による入国時検査を実施、原則7日間の自宅などでの待機を求める。ただし、入国後3日目以降に自主的に受けた検査で陰性であった場合、厚生労働省に届け出れば、厚生労働省の待機を継続しなくてよい。また、ワクチン接種証明書を保持している帰国、入国者は、検疫と待機が免除される。「赤」は、引き続き到着時の検査と自己隔離が求められる。
注意しておきたいのは、いずれのグループでも、出発72時間前までに実施したPCR検査での陰性証明を提示しなくてはならないことだろう。外務省によると、カテゴリー別の国と地域は以下の通り。
「赤」区分
アルバニア、シエラレオネ、パキスタン、フィジー
「黄」区分
アンゴラ、アンティグア・バーブーダ、アンドラ、イエメン、インド、ウクライナ、ウズベキスタン、ウルグアイ、エジプト、エスワティニ、エリトリア、オマーン、カーボベルデ、ガイアナ、カザフスタン、ガボン、ガンビア、北朝鮮、北マケドニア、ギニア、ギニアビサウ、キプロス、キューバ、キリバス、クウェート、クック諸島、グレナダ、コソボ、コモロ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、サウジアラビア、サモア、サントメ・プリンシペ、サンマリノ、ジョージア、シリア、ジンバブエ、スーダン、スリナム、スリランカ、セーシェル、赤道ギニア、セネガル、セントクリストファー・ネービス、セントビンセント及びグレナディーン諸島、セントルシア、ソマリア、ソロモン諸島、タジキスタン、チャド、中央アフリカ共和国、チュニジア、ツバル、トーゴ、ドミニカ国、トリニダード・トバゴ、トルクメニスタン、トルコ、トンガ、ナウル、ナミビア、ニウエ、ニカラグア、ニジェール、西サハラ、ネパール、ハイチ、バチカン市国、バヌアツ、バハマ、バルバドス、パレスチナ、ブータン、ブルキナファソ、ブルネイ、ブルンジ、ベトナム、ベネズエラ、ベラルーシ、ベリーズ、ペルー、ボツワナ、ポルトガル、ホンジュラス、マーシャル諸島、マカオ、マリ、マルタ、ミクロネシア、モーリシャス、モーリタニア、モルディブ、モルドバ、リビア、リヒテンシュタイン、リベリア、レソト、レバノン
「青」区分
アイスランド、アイルランド、アゼルバイジャン、アフガニスタン、アラブ首長国連邦、アルジェリア、アルゼンチン、アルメニア、イスラエル、イタリア、イラク、イラン、インドネシア、ウガンダ、英国、エクアドル、エストニア、エチオピア、エルサルバドル、オーストラリア、オーストリア、オランダ、ガーナ、カタール、カナダ、カメルーン、韓国、カンボジア、ギリシャ、キルギス、グアテマラ、クロアチア、ケニア、コートジボワール、コスタリカ、コロンビア、ザンビア、ジブチ、ジャマイカ、シンガポール、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、セルビア、タイ、台湾、タンザニア、チェコ、中国、チリ、デンマーク、ドイツ、ドミニカ共和国、ナイジェリア、ニュージーランド、ノルウェー、バーレーン、パナマ、パプアニューギニア、パラオ、パラグアイ、ハンガリー、バングラデシュ、東ティモール、フィリピン、フィンランド、ブラジル、フランス、ブルガリア、米国、ベナン、ベルギー、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ボリビア、香港、マダガスカル、マラウイ、マレーシア、南アフリカ、南スーダン、ミャンマー、メキシコ、モザンビーク、モナコ、モロッコ、モンゴル、モンテネグロ、ヨルダン、ラオス、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、ルクセンブルク、ルワンダ、ロシア
(引用:厚生労働省、外務省「水際対策強化に係る新たな措置(28)1.
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