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どう変わった? 外国人観光客の入国制限の新ルールについて

9月26日更新:日本への渡航条件など知っておくべきこと

Emma Steen
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Emma Steen
Former writer, Time Out Tokyo
Stock photo of Tokyo Airport
Photo: Nakaya/Photo AC
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新型コロナウイルスに対する日本への入国ルールは常に変化しており、新しい情報を把握するのは難しいだろう。ここでは、現在の国境規制に関するよくある質問とその回答を紹介する。

以下の情報は、規制撤廃に関する政府の決定に基づいている。 観光客の渡航条件(ビザ免除の条件、ワクチンなど)についての詳細は、まだ確定していない。詳細が決まり次第、随時情報は更新していく。

観光客はまだ日本に入国できないのか?

2年以上にわたる厳しい規則と制限の後、ついに2022年10月11日(火)から個人旅行者に開放される予定だ。ビザなし入国が再開されるとともに、旅行代理店を通じての予約も不要になる。

PCR検査は必要?

有効なワクチン接種証明書がある場合は、出国前のPCR検査を受ける必要はない。青区分に該当する国と地域からの旅行者は、到着後の検査が免除される。ただし、ワクチン接種をしていない人で「黄区分」の国と地域から渡航した場合は、上陸後にPCR検査を受ける可能性もある。

区分に記載されている主要国は、イギリス、アメリカ、オーストラリア、カナダ、中国、香港、韓国、フランス、イタリアなど。全リストはこちらから確認してほしい。

日本に到着後、検疫を受ける必要があるのか?

区分から入国する旅行者は、予防接種の有無にかかわらず、日本入国後の隔離は必要ない。黄区分の場合、ワクチン接種者も検疫は免除される。

ただし、黄区分の国からの渡航者で、ワクチンを3回接種していない場合は、5日間(3日目に任意の検査を受けて陰性であれば3日間)の自己隔離が必要となる場合がある。

入国に必要なものは?

  • 署名入りの誓約書(検疫が必要な人のみ)
  • 厚生労働省のデジタル質問票(ファストトラックを利用できない人向け)
  • 新型コロナウイルスのワクチン接種証明書(入国時に接種する必要はないが、黄区分に該当する場合は、有効な予防接種証明書を提出することで検疫期間を短縮できる)
  • 空港での入国手続きは、ファストトラックを利用できる。

1日当たりに入国できる人数は?

現在、1日5万人を上限に入国が可能としているが、10月11日に制限は撤廃される予定だ。

そのほか入国制限はあるか?

日本政府は、人混みを避けるなどの対策を引き続き呼びかけているが、屋外では、他人との安全な距離を保つことができるのであれば、マスクは推奨されなくなった。

入国についてさらに不明な点がある場合は、厚生労働省の公式ウェブサイトから確認してほしい。

※本記事は2022年9月8日に公開、26日に更新

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