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スポーツクライミング女子複合で野中が銀、野口が銅を獲得

新競技で日本チーム初のメダルを手にする

Emma Steen
テキスト:
Emma Steen
翻訳::
Genya Aoki
Sport climbing
Photo: Maja Hitij/Getty Images (L-R) Silver medalist Miho Nonaka of Team Japan, gold medalist Janja Garnbret of Team Slovenia, and bronze medalist Akiyo Noguchi of Team Japan
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2021年8月5日、楢崎智亜(ならさき・ともあ)はスポーツクライミング男子複合で4位となり、惜しくも表彰台を逃したが、日本チームは手ぶらでオリンピックのデビュー種目から離れはしなかった。

第15日目の2021年8月6日、新種目のスポーツクライミング女子複合で24歳の野中生萌(のなか・みほう)が銀メダル、32歳の野口啓代(のぐち・あきよ)が銅メダルを獲得した。同種目日本初のメダリストの誕生という快挙を達成した。日本のオリンピック史に刻まれたのとは別に、今夜の試合は、引退前最後の大会にすると決めていた野中にとっても特に印象的な一戦となった。

スポーツクライミング複合は、「スピード」「ボルダリング」「リード」という3つの異なるクライミングの組み合わせで、各種目の順位をかけ算した数値の小さい順で総合順位が決まるというルールだ。銀メダリストの野中は「スピード」で3位、「ボルダリング」で3位、「リード」で5位にランクインし、合計45ポイントを獲得。銅メダリストの野口は3つの競技全てで4位になり、合計64ポイントで総合3位に輝いた。

スロベニアのスタークライマーであるヤンヤ・ガンブレット(Janja Garnbret)は「スピード」では5位だったが、「ボルダリング」と「リード」の両方で1位になり、合計5ポイントという圧倒的な強さを見せて金メダルを手にした。

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