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2021年8月22日(日)までの期間、日台の文化情報を発信する誠品生活日本橋で『日台 Summer Festival』が開催中。「你好嗎(ニーハオマ)?元気です!」をテーマに、「また会える日が来るまで、お互い元気で楽しもう」という思いが込められている。「ミュージック」「アート」「フード」「エキストラ」の4つのカテゴリーでイベントやフェアを展開し、全体で約50個もの催し物が、それぞれの開催期間に分けて実施される。
ここでは、本イベントの注目してほしい見どころを5つ紹介。なかなか海外に行けない今だからこそ、台湾の魅力を肌で感じて特別な夏の思い出にしてほしい。
1. 台湾の音楽フェスを体感する。
8月上旬まで行われる『台湾音楽フェス&旅行マップ』では、台湾の3つの地域で開催される音楽フェスを紹介している。台北からは台湾最大級の『スーパースリッパ(SUPPER SLIPPA)』、台東からは台湾先住民の文化を中心とした『アミスミュージックフェスティバル(AMIS MUSIC FESTIVAL)』、高雄からはインディーズ音楽がメインの『メガポートフェスティバル(Megaport Festival)』が登場。
設置された写真や展示スペース内の大きなスクリーンで流れる映像は臨場感にあふれ、台湾の音楽フェスに実際に参加しているような満足感が得られるだろう。パネルの「QRコード」を読み取ると、それぞれの音楽フェスから選曲したプレイリストが再生可能だ。今まであまり聞いたことのない音楽ジャンルを開拓して、台湾のアーティストにはまってみては。
また会場には、それぞれの地域の観光名所の紹介や台湾のガイドブックも設置されている。音楽フェスを取り入れた台湾旅行の計画を立てたくなるだろう。
2. 音楽レーベルショップの限定品を手に入れる。
下北路線街のボーナストラックに出店する日本と台湾をつなぐ音楽レーベルショップ、大浪漫商店の一周年を記念したポップアップ『台湾 NEW WAVE CULTURE』。会場に設置されたスクリーンでは、台湾の「今」を発信すべく、大浪漫商店が厳選したシティーポップな音楽を紹介している。
台湾で注目を集める新鋭ブランドやイラストレーター7組とフィーチャーしたTシャツやトートバッグなども販売。どれも個性的でかわいいデザインのアイテムばかりで、若い世代に人気のようだ。本イベントは、8月中旬まで開催している。
3. 和の香りの繊細さに染みる。
嗅覚で楽しめるアートとして注目したいのは『香老舗 松栄堂 POP UP』。松栄堂は、創業300余年の京都にある香の老舗だ。
お試し用の小さい香や、数種類の香りがセットになったものなど、自分へのプレゼントとしてもぴったりの商品が並ぶ。スティックタイプや円すい型、渦巻型など、種類によって香りの広がり方も違うため、形に着目して商品を選ぶのもいいだろう。
在宅時間が長い今年の夏は、家で香をたいて、日本の伝統の和の香りに癒やされてみては。
4. 日本と台湾の食の魅力を探る。
「大同電鍋」は知っているだろうか。電鍋は「蒸す」「煮る」「炊く」「温める」ができる万能調理器だ。8月7日(土)11時00分~12時30分に、台湾では一家に1台は必ずあるという、生活に欠かせない電鍋を使った真夏におすすめのメニューを紹介するオンラインクッキングイベントが開催される。ゲストには台湾の魅力を発信するハウツーメディア、Howto Taiwanの編集長、田中伶が登場。参加は無料で、事前予約制だ。
そのほか、榮太樓總本鋪本店から生配信する選和菓子職人の実演パフォーマンス、創業300年のかつお節専門店、にんべんや老舗のり専門店、山本海苔店による日本の食文化を体験できるオンラインイベントが開催される。各回予約制のため、公式予約ページから応募してほしい。
5. 頭の中で台湾を旅する。
『日台 Summer Festival』の中でも一大イベントにもなるであろう、『脳内トラベル台湾』。本イベントは、台湾書籍と雑貨のフェアとトークショーを行い、本を読んで台湾を旅する気分を味わうというもの。8月16日(月)から9月下旬まで開催される。
8月16日(月)開催の第1回トークイベントゲストには、台湾デジタル担当政務委員大臣のオードリー・タンがオンラインで登場。どんなトークが繰り広げられるのか、今から楽しみにしたい。
そのほか、子どもと一緒に楽しめるワークショップや限定商品の販売なども行なっているので、公式Instagramやパンフレットで情報をチェックしてみてほしい。
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