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2023年版「世界最高の国」ランキングで日本がトップ10入り

アメリカの有力誌による調査、生活の質や文化的影響力などを格付け

Kaila Imada
テキスト:
Kaila Imada
翻訳::
Minami Imai
京都
Photo: Sean Pavone/DreamstimeAn undated stock photo of Kyoto
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2023年版の「世界最高の国」ランキングが発表され、日本がトップ10にランクインした。これまでにも観光面や安全面で高い評価を得てきたことを思えば、妥当な評価だろう。同ランキングは「U.S. News & World Report」によるもので、今年が8年目となった。

調査対象となったのは世界87カ国。約1万7000人の回答者が、10のカテゴリーに分類された73の観点から、各国を点数付けした(カテゴリーは「旅」「先進性」「文化的影響力」「起業」「伝統」「柔軟性」「ビジネス」「国力」「生活の質」「社会的目的」)。

10位までの順位と得点は以下の通り。日本は95.1点を獲得し、6位となった。

1. スイス(100点)
2. カナダ(99.3点)
3. スウェーデン(98.9点)
4. オーストラリア(97.6点)
5. アメリカ(96.4点)
6. 日本(95.1点)
7. ドイツ(94.8点)
8. ニュージーランド(92.6点)
9. イギリス(92.4点)
10. オランダ(90.2点)

10のカテゴリーのうち、日本が最も高く評価されたのは「起業」で、95.2点を獲得し、3位に選ばれた。このカテゴリーの評価項目は、「革新性」「教育の浸透度」「労働技能の習熟度」「テクノロジー分野の専門性」「デジタル環境」「対外関係」などだ。

また「先進性」カテゴリーでは、「進歩性」「モダニティ」「適応性」といった観点で評価され、86.3点で6位となった。さらに「文化的影響力」カテゴリーでは、80.8点で5位を獲得。エンターテインメント分野における存在感が高く評価されたほか、「ファッショナブル」「モダン」「流行」といった観点も加味された。

逆に改善の余地が残されているカテゴリーは「社会的目的」で、スコアは29.2点だった。このカテゴリーには、「環境への配慮」「人権」「気候変動への対応」「ジェンダー平等」といった観点が含まれている。

ランキングの詳細は、公式ウェブサイトから確認してほしい。

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