[title]
人の好みは世代によって決まることが多い。ユーモア、音楽、ファッションは全て、私たちが生まれた時代を示すものであるといえる。だから、世代の好みが旅行したい場所に影響を与えることも、まったく不思議なことではない。
アクティビティ、設備、美的センス、その土地の雰囲気は、休暇を過ごす上でどれも重要な要素だが、例えばZ世代と団塊世代とではそれぞれの人気スポットに納得するといえば、おそらくそうではないだろう。
アメリカン・エキスプレス・トラベルは最近、自社の予約データから、Z世代とミレニアル世代に最も人気のある旅行先を調査し、その結果を発表した。
その中で人気が急上昇しているのが、日本への旅行だという。2019年以降、Z世代とミレニアル世代による日本への旅行予約は1300%も増加しており、日本が若い旅行者に最も人気のある旅行先となっている。数字的には驚くが、まったく予想できなかったことでもないだろう。
言うまでもなく、日本には東京がある。同地は最近「デジタルノマドシティー」として急成長している都市にも選ばれた。モダンで革新的な建築物と歴史的建造物や寺院が魅力的に融合し、さらに素晴らしい食事や豊富な文化があることから、この都市が観光客をひきつけるのは理解できる。
しかし、大都市だけが日本の魅力ではない。2024年に訪れるべき4つの村があるほか、素晴らしい自然も豊富だ。さらに、新しい島まで誕生している。
日本政府は最近、オーバーツーリズム対策を実施する計画を発表した。 しかし心配はいらない。むしろ、日本の比較的知られていない地域にスポットライトを当てることで、日本がよりエキサイティングな場所になるからだ。
アメリカン・エキスプレス・トラベルによると、Z世代とミレニアル世代の間で急上昇したその他の旅行先には、オーストラリア(800%増)、インドのラジャスタン(600%増)、イタリア(500%増)、メキシコのサン・ミゲル・デ・アジェンデ(400%増)などがあるそうだ。
同社では、2024年の注目するべきあまり知られていない旅行先のリストも発表している。これは、2023年前半に発表した「2023 Global Travel Trends Report」で旅行者の89%が、行ったことのない目的地を訪れたいと考えていることが分かったことを受けたものだ。
2024年に注目するべきあまり知られていない旅行先
(アメリカン・エキスプレス・トラベル)
アデレード・ヒルズ(オーストラリア)
ボドルム(トルコ)
チェルボ(イタリア)
セントクリストファー・ネイビス
ニセコ(日本)
サンミゲル・デ・アジェンデ(メキシコ)
サンタフェ(アメリカ・ニューメキシコ州)
セーシェル
ウダイプール(インド)
ツェルマット(スイス)
イスタンブール好きであればの代わりボドルムを、アマルフィの混雑が心配であればチェルヴォを選択肢として捉えるなどというように、アメリカン・エキスプレス・トラベルではリストの旅行先を人気観光地の代替として考えることを提案している。次の休暇の参考にしてみるといいかもしれない。
関連記事
『This spectacular island country is the fastest-growing destination among Gen Z travellers(原文)』
『スカイスキャナーの人気旅行先ランキング、日本の3都市が10位以内に』
『2023年版「世界最高の国」ランキングで日本がトップ10入り』
東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら