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モデルナとアストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンが承認へ

アストラゼネカは当面公的に使用しない方針

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Time Out editors
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2021年5月21日、厚生労働省は製薬会社、アメリカのモデルナとイギリスのアストラゼネカが開発した新型コロナウイルス感染症のワクチンを正式に承認した。NHKの報道によれば、今回の承認は厚生労働省の専門家部会が20日、両社のワクチンの承認を了承していたことを受けたもの。同省は21日の分科会で、モデルナ製のワクチンは予防接種法の対象に位置づけ、公的な予防接種に使用する案を示した一方、アストラゼネカ製のワクチンについては、血栓が生じる可能性を考慮して、有効性は認めながらも同法の対象とはせず、公的な接種には当面使わない方針を示した

また、モデルナのワクチンは5月24日(月)に東京と大阪で開設される大規模接種センターなどでの使用が予定されており、18歳未満や発熱者、ワクチンの成分で過去にアナフィラキシーを起こした人などには接種しないことが条件となっている。アストラゼネカのワクチンは、今後、判推奨年齢などを検討する方針だという。

ワクチンを巡っては2月14日にファイザー製のワクチンが承認、すでに接種が開始されている。 今回承認された2社のワクチンも、ファイザーと同様に2回に分けての接種が必要。モデルナのワクチンは2021年9月までに5000万回(2500万人)分、アストラゼネカは2021年中に1億2000万回(6000万人)分を契約している。

新型コロナウイルス感染症の発症を予防する効果はモデルナが約94%であるのに対し、アストラゼネカは約70%となっており、モデルナの方が高い数値を誇る一方、保管期間は2〜8度でモデルナが30日間だが、アストラゼネカは6カ月であるなど、使いやすさにはアストラゼネカに分がある。なお、ブラジル、イギリス、南アフリカの変異種への効果は、ファイザーを含め3社とも変異種ごとにばらつきがある。

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