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旅行産業がパンデミック以前の正常な状態に戻り、多くの人が今まで通りのバケーションを過ごしていることは素晴らしいことだ。しかし、オーバーツーリズムが多くの観光地に悲惨な影響を及ぼしているのも事実。中には、観光客の数をコントロールするための対策を実施せざるを得ない地域も出てきている。
バリ島は無礼に振る舞う観光客の取り締まりを強化し、ベネチアは観光税を導入した。ギリシャのアクロポリスは、間もなく訪問者数に上限を設ける予定だ。 また、オーストリアの世界遺産の村では、過剰な数の観光客に対して抗議運動が起きている。
スコットランドのエディンバラ城は英国で最も混雑している観光名所となり、バースは同国で最も混雑する都市になった。では、世界の観光地で最もオーバーツーリズムの影響を受けているのはどこだろうか?
海外送金サービスを提供するMoneyTransfers.comは、観光地の訪問者数と地元人口を比較し、独自の調査を実施。結果、世界で最も観光客で混雑する観光地のトップに、タイのプーケットが選出された。タイ最大級のリゾート地として多くの人が訪れるプーケットの魅力と言えば、アンダマン海に面するカタ・ビーチとカロン・ビーチ。エメラルドグリーンの海でのダイビングや、新鮮なシーフードが楽しめる。
しかし、プーケットを訪れる観光客の統計は過激なものだ。調査によって、プーケットの住民1人に対して訪れる推定観光客は、約118人という結果が算出された。タイで混雑する観光地はプーケットだけではなく、2位と3位にパタヤとクラビも選出されており、観光業が盛り上がる中でのオーバーツーリズムによる影響が懸念される。
そのほか、トルコのムグラとフルガダ、ギリシャのイラクリオン、ロードス島などもランクインしている。
結果は以下の通り。
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