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伊政府「イタリア料理」をユネスコ無形文化遺産に推薦

登録の是非は2025年12月までに判断

Beril Naz Hassan
テキスト:
Beril Naz Hassan
翻訳::
Time Out Tokyo Editors
Someone picking up a slice of pizza
Photography: Supplied/Salt Meats Cheese
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手打ちパスタやもちもちのピザ、フルーティーなジェラート、おいしいコーヒーなど、イタリアの料理とは、皿の上で感じる幸せだといえるだろう。世界で最も愛されている料理の一つであるイタリア料理の伝統が公的に認められ、保護される日がもうすぐ来るかもしれない。

イタリア文化省と農務省が協力し、自国の料理をユネスコ無形文化遺産に正式に登録するための推薦を行ったのだ。

推薦書類の中でイタリア政府は、同国の料理が象徴する無形文化遺産、社会的慣習、儀式を強調。イタリア料理は国の生物文化的多様性と、愛する人との絆を深めるために食事を準備して食べるという国の伝統を反映していると説明している。

イタリアは2017年、ピザ職人の技術がすでに、誰もが望む同無形文化遺産に認定されている。これはピッツァ発祥の地である南イタリアのナポリで世代から世代へと受け継がれてきた独自の文化的・美食的なピザ作りの伝統を認めたもの。ナポリ市が招致活動を行い、登録支持する市民の署名は200万人以上も集まったという。

ユネスコはイタリア政府の提案を審議し、2025年12月までに登録の是非を判断する予定だ。

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Italian food could soon become a UNESCO World Heritage Site(原文)

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