[title]
毎年3月8日は『国際女性デー(IWD)』。例年であれば世界中のさまざまな会場で、女性の権利のために戦ってきた人たちをしのび、男女不平等と闘うために必要な全てのことについての意識を高めるためのイベントが開催されている。しかし、コロナ禍で2021年のIWDはこれまでと違う一日を迎えている。
IWDイベントは今年もたくさんあるが、そのほとんどがオンラインで開催となっているのだ。ただ、オンライン開催になったことで、世界中から視聴できるというメリットも生まれた。ぜひ、この機会に世界中で行われているIWDイベントに「バーチャルで」参加してみてはどうだろうか。
以下におすすめイベントを紹介する。
1. The Shows Must Go On: Letters Live
毎年開催されているLetters Liveは、著名なパフォーマーが登壇し、女性が書いた、もしくは、女性を題材にしたり女性に向けて書かれた「注目すべき手紙」を朗読するIWDイベント。それぞれの手紙は何らかの形で、ジェンダー平等のための世界的な戦いが続いていることを示すものになっている。
今年は物理的なイベントは行われないが、オンラインのダイジェストイベントが開催され、オリビア・コールマン、ジリアン・アンダーソン、ローズ・マクゴワン、デイジー・リドリーを含む、過去の登壇者のパフォーマンスが紹介される。YouTubeチャンネルThe Shows Must Go Onで、8日から7日間の公開。
2. Women of the World
ロンドンのサウスバンクセンターでは通常、IWDを記念して対談、ワークショップ、パフォーマンスなどが週末イベンドが開催される。今年はオンラインで開催され、ほとんどのイベントは無料で参加可能。
8日18時(日本時間)から始まるIWD当日のイベントには、アメリカの活動家で、ジャーナリスト、ビジネスウーマンでもあるパット・ミッチェル、オーストラリアの元首相であるジュリア・ギラード、イギリスのキャスターであるサンディ・トックスヴィグによる講演が行われる。また、音楽アーティストのアヌーシュカ・シャンカールとファトゥマタ・ディアワラはライブパフォーマンスを披露。ワークショップなどの関連イベントは3月21日(日)まで続く。
3. バンクーバー国際女性映画祭
これから1週間ほどの間、最高の服を着て、グラスを片手に、
各回の上映には映画監督によるバーチャルトークが含まれており、チケットは10カナダドル(約860円)から。注目作品は、キルギスの「誘拐結婚」を描いたヒューマンドラマ『Ala Kachuu』とカナダの超常現象スリラー『The Curse of Willow Song』。
関連記事
『ニューヨーク、他界したアメリカ最高裁女性判事の巨大壁画で追悼』