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ホリデーシーズン前のニューヨーク、海外からの観光客増に期待感

11月に世界各地からアメリカへの渡航規制が解除

Will Gleason
テキスト:
Will Gleason
Content Director, The Americas
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昨年のニューヨークにおけるホリデーシーズンは、たくさんのパーティーが中止され、祝福も少人数で個別に行われたため、暗い雰囲気に包まれていた。しかし2021年は、いつものお祭り騒ぎに近いものになりそうだ。

9月中旬バイデン政権は11月から、ワクチンを完全に接種した海外旅行者に対して、渡航規制を解除することを発表。1年以上にわたって禁じられてきた、ヨーロッパ諸国、イラン、中国などからアメリカへの入国が今後は可能になる。

こうした渡航制限はトランプ政権が2020年1月に初めて実施し、現大統領のジョー・バイデンも、就任直後から同様の制限を継続。今回の政策変更は、未曽有の時期に離れ離れになってしまった多くの家族や恋人たちを再会させ、スムーズなビジネス旅行を可能にする。さらに重要なのは、冬のニューヨークへついに以前のように世界各地からの観光客が戻ってくるということだろう。

ニューヨーク市観光局の社長兼最高経営責任者(CEO)であるフレッド・ディクソンは、渡航規制解除がニューヨークへもたらす期待感を次のように表している。

「海外旅行を開放することは、ニューヨークが継続的に観光業を回復していくために非常に重要。通常の1年間で、海外からの旅行者数は観光客数の20%ですが、観光消費額の50%、ホテル宿泊数の50%を占めています。海外からの観光客は、滞在時間も消費額も多いのです」

「アメリカの第一の玄関口として、また海外旅行先のシェアが最も高い都市として、国境を安全に開放するという決定は、私たちが待ち望んでいたニュースであり、私たちの業界に一石を投じるもの。政権の計画がこの秋から本格的に始動するのを楽しみにしています」

より多くの観光客をニューヨークに呼び込もうという動きは、州レベルでも活発だ。エンパイア・ステート・ディベロップメント社は、I Love NYというウェブサイト上で、観光キャンペーンを大々的に展開。州外の人にも地元の人にも鮮やかな紅葉や収穫祭などを満喫してもらおうと、ニューヨーク州における秋の魅力をPRしている。

原文はこちら

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