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イスラエルの奇才振付家、インバル・ピントが10年ぶりの来日公演

ノスタルジックな近未来描く最新作「リビングルーム」を世田谷パブリックシアターで

Honoka Yamasaki
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Honoka Yamasaki
インバル・ピント「リビングルーム」
©Edouard Serra
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イスラエルを拠点とし、世界中で活動するインバル・ピントは、1人で演出、振付、美術を担当する多才なアーティストだ。彼女の想像力はコロナ禍のロックダウン中でもとどまることを知らず、日本の俳優・ダンサーの森山未來と映像作品「OUTSIDE」の共同制作を行うなど、常に手を動かし続けていた。

インバル・ピント「リビングルーム」
©Edouard Serra

来たる2023年5月19日(金)〜5月21日(日)、ロックダウン中の自室で長年温めてきた珠玉のデュオ作品「リビングルーム」が日本で上演。「世田谷パブリックシアター」での公演は、実に10年ぶりとなる。

リビングルームの舞台は、インバル・ピント自身がデザインを手がけたオリジナルの壁紙に囲まれ、どこかノスタルジックで近未来な不思議な空間が広がる。羽のように軽やかで繊細なダンスに魅了される、胸がキュンとなる特別なステージが開幕する。

出演は、長年創作を共にしているダンサーのモラン・ミュラーと、インバル・ピントの処女作にも出演し、近年ヨーロッパを拠点に活躍してきたダンサー・振付家のイタマール・セルッシ。インバル・ピントの独特の世界観の中で驚異的な2人のダンサーのセッションが展開されるリビングルーム。会場に足を運び、新しい現実を目にしよう。

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