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2025年の「食旅」都市は? ミシュランがおすすめリストを発表

メキシコシティ、大阪、ウィーンなどを選出

Liv Kelly
People dining outside a restaurant in Osaka, Japan
Photograph: Shutterstock
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世界を動かすものは何だろうか。愛か、金か。我々に言わせれば、それは「食」である。だからこそ、世界で最も美味を堪能できる都市を厳選し、愛情を込めて「世界で最も食事がおいしい都市ランキング トップ20」にまとめたのだ。TasteAtlasやTripAdvisorがこの話題に加わっているのも、当然の流れといえる。

そしてもちろん、ミシュランガイドも、である。レストラン経営者やシェフ、ウエーター、もしくはただの食べ歩き好きだろうが、彼らに認められることの重みは誰もが理解しているはずだ。だからこそ、同ガイドが発表した2025年の食旅で訪れるべき「ベスト都市」を紹介したリストは、実にそそられる。

アメリカ大陸から選出され都市の一つが、メキシコシティだ。ミシュランは同市について「古くからの伝統と最先端の創造性が交わる街」であり、ストリートフードのタコスから二つ星店によるメキシカンガストロノミー料理まで、食の魅力を存分に味わえる場所」だと表現。2024年5月に創刊されたミシュランガイド・メキシコ版で二つ星を獲得したレストランの「Pujol」や「Quintonil」に加え、ストリートフードのメッカである「サンフアン市場」を推薦している。

同市場で楽しめる代表的な料理には、タコ・アル・パストール(パイナップルを添えて食べるのが定番の豚肉タコス)、タマレス(トウモロコシやバナナの葉にトウモロコシ生地を広げ、肉やチーズを乗せて包んだもの)、ポソレ(豚肉または鶏肉がたっぷり入ったライム風味の滋味深いスープ)がある。ちなみに、タイムアウトによるメキシコシティのお気に入りレストランは、このウェブページで紹介している。 

アジアでは、中国の沿岸部に位置し、軽やかで香り高いスープや海鮮料理で知られる福建省や、「大阪・関西万博」の開幕や「タイムアウトマーケット大阪」のオープンが控える、「食い倒れの街」大阪が選ばれた。

ヨーロッパでは、ウィーンが注目を集めている。伝統的なオーストリア=ハンガリーのルーツを現代的に再解釈した料理の台頭がその理由だという。

ミシュランガイドが選ぶ、世界で最も刺激的な「食旅」都市の全リストは以下の通りだ。

アメリカ大陸

オースティン(アメリカ)
マイアミ(アメリカ)
メキシコシティ(メキシコ)

アジア

バンコク、サムイ島、プーケット(タイ)
大阪(日本)
福建(中国)
ダナン(ベトナム)

ヨーロッパ

ウィーン(オーストリア)
アムステルダム(オランダ)
バース(イングランド)
 

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