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スペインのビーチ、増加する水着客にヌードディストが対抗

ソーシャルメディアで助長される「布の侵略」が問題化

Liv Kelly
テキスト:
Liv Kelly
翻訳::
Time Out Tokyo Editors
View of a beach in Catalonia
Photograph: Shutterstock
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スペインのカタルーニャ地方にある約50のビーチは、ヌードディストの海水浴を歓迎するビーチとして数十年の歴史がある。しかし、近頃は水着を着たままの観光客が大挙して押し寄せているという。

こうした、ヌーディストの伝統に対する「敬意の欠如」に激怒したカタルーニャの人々が反撃に出ている。

長年のナチュリストであるセギモン・ロビラは、カタルーニャ・ヌーディスト連盟を代表してこの問題の啓蒙(けいもう)活動をリード。「カタルーニャのビーチでヌーディストが直面している差別」に対処するための会合を開くよう訴えた書簡を、最近地元政府に送った。

同団体はまた、特定のビーチが自然と一体化することを好む人々のためのものであることを認識させるために、ソーシャルメディアキャンペーン、看板、抗議活動を開始することも検討している。

地元メディアが言うところの「布の侵略」は、観光客の多さとソーシャルメディアによって引き起こされたといえる。

旅行ブログやガイドを書く人の多くは、この地域の傑出した自然の美しさに言及する一方で、ヌーディズムとの関連については言及しないことが多い。その結果、水着姿の観光客がしばしば現れるようになり、一部のヌーディストを非常に不快にさせているというわけだ。

ロビラは「混み過ぎで水着を着ている人が多く、居心地が悪いからビーチに行くのをやめたヌーディストもいる。裸でいる人たちは、自分の写真がソーシャルメディアにアップされることを望まないのです」と言う。

勇敢なヌーディストもいるが、笑われたりにらまれたりしている。当然のことながら、女性の方が言葉の暴力を受ける可能性が高い。ロビラはヌーディスト専用区域を設けることの意義は、参加を希望する人々の安全と幸福を確保することにあると説明する。

このキャンペーンが、カタルーニャの海岸においてヌーディストたちが安全な場所を取り戻す手助けになることを期待したい。

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