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「2024年パリオリンピック」において、フランスの自転車競技のアスリートたちが金メダルを獲得しようと懸命になるのはもちろんだが、パリ市自体も二輪車で勝利を目指しているように見える。
というのも、同市はオリンピックに合わせて、各会場を結ぶ新しい自転車レーン網の整備を実現したのだ。パリ市長のアンヌ・イダルゴは、このプロジェクトを「サイクリングの壮大な祭典かつ、エコへの転換の起爆剤」と位置づけているという。
総延長60キロメートルに及ぶこの自転車レーン網は、パリとその近隣地域に均等に配置される。つまり、「スタッド・ローラン・ギャロス」でテニスを観戦後、フェンシングの試合でフランスの国歌を聴くために新装された「グラン・パレ」までペダルをこぎ、セーヌ・サン・ドニでダンクシュートを目撃するために北上するといったことが簡単になるのだ。
便利そうだろう。このレーンはオリンピックの間だけでなく、大会後もずっと使えるというとうのも素晴らしい。
また、レーンが増えるということは、自転車の利用者も増えることになるが、需要に対応するため、会場周辺に1万カ所の臨時駐輪場を設置(大会後に移設)。市のレンタルサイクルシステム「ヴェリブ」には、新たに3000台の自転車が追加される予定だ。
これからパリを訪れる人が、街をあちこち巡るのに、自転車はとても魅力的で夏らしい方法になりそうだ。
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