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まもなく、とてつもなく驚くべきものが、まもなくニューヨークにやって来る。
サンタフェで誕生し、ラスベガス、デンバー、ダラス、ヒューストンを席巻してきた話題の没入型展示「ミャオウルフ(Meow Wolf)」が、ついにこの街への進出を発表したのだ。アメリカ東海岸における初の拠点となる常設の展示会場は、シーポート地区のピア17に設けられる。
タイムアウトが担当者に確認したところによると、現時点で正式なスタート日は未定だが、2027年末から2028年初頭のオープンを見込んでいるとのことだ。ただ、もはや一般的な没入型体験の域を超えた圧巻の展示が、この地に登場することを聞いただけで心が躍る。
プレスリリースによれば、この展示では「アートと物語、そして参加型の仕掛けが一体となった圧倒的な世界」を楽しめるという。同リリースではミャオウルフとそのニューヨーク版について少し詳しく、次のように表現している。
「一つの明確なカテゴリーに収まるものではなく、脱出ゲームでも、セルフィーミュージアムでも、よくある没入型体験でもありません。重層的な物語に満ちたインタラクティブな宇宙であり、来場者一人一人がその物語の一部となる空間なのです。ニューヨーク版ではこれまでの枠組みをより押し広げ、我々が築いてきた広大な宇宙観とつながりながらも、この場所ならではの独自性を備えた作品となるでしょう」
これまでの展示を訪れたことがあれば、この説明が何を意味しているのかよく理解できるだろう。タイムアウトが選ぶ「全米最高の没入型体験」のトップにも輝いているミャオウルフは、一日だけ地球を離れたかのような感覚を味わわせてくれるものといってもいいだろう。
さらに特筆すべきは、各地の展示では地元アーティストとの協働し、開催都市の「ハート」を映し出している点だ。これに関して制作陣は「ミャオウルフニューヨークは、ニューヨークを唯一無二の文化都市たらしめている物語、人々、そして芸術的精神へのラブレターとなります」とコメントしている。
ミャオウルフによれば、展示会場が設けられるシーポートはウォーターフロントならではの活気、石畳の街並み、過去と未来が交差する多様な文化が融合する場であり、ニューヨークでの展示にとって理想的な空間であるという。具体的なテーマには今後発表される予定だが、ニューヨーカーたちを「意識を拡張させるインタラクティブな異世界」へと誘うことは確かだ。
これ以上に楽しみなことがあるだろうか。
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