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ロンドンで大人気の舞台「となりのトトロ」がウエストエンドへ移籍

「ジリアン リン シアター」で2025年3月8日から再演

Andrzej Lukowski
テキスト:
Andrzej Lukowski
翻訳::
Time Out Tokyo Editors
My Neighbour Totoro, Barbican, 2022
Photo: Manuel Harlan
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ロンドンにおける、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーと日本テレビによる「となりのトトロ」の舞台化は大成功を収めた。このスタジオジブリの名作ファンタジーアニメを原作とした素晴らしい舞台作品については、会場となった「バービカン シアター」の経理部も乗り気だっただろう。だが、冬の季節に同ステージで3度目の長期上演をするのは、さすがに無理になったのかもしれない。

すでに第1シーズン後にウェストエンドへ移籍するのではないかと、多くの人が予想していたが、それが現実となった。同作品が2025年3月から、「ジリアン リン シアター」という巨大な劇場で上演されることになったのだ。

トム・モートン=スミスが脚本、フェリム・マクダーモットが演出し、ローレンス・オリヴィエ賞を6部門受賞したスペクタクル作品にとって、これが最後のチャンスとなるのか、それとも同劇場でかつて人気を博した「ウォー・ホース ~戦火の馬~」のように実際に何年もロングランするかは、まだ分からない。

しかし、バービカン シアター史上最速の売上を記録した本作を観たい人たちが、これまでで最も長いロンドン公演となるであろうこの機会に、チケットを確保できることを願っている。

キャスティングは未定で、巨大パペットであるトトロとネコバスの画像は、厳重に非公開とされているため共有できるものはない。制作側は、パペッティアのバジル・ツイストと、パペット制作を担当するジム・ヘンソン・クリーチャー・ワークショップが作り出す見事なクリエーションに触れた時の「サプライズ」を台無しにしたくない、と考えているのだ。 

しかし、我々を信じてほしい。それはそれは素晴らしい。

「となりのトトロ」の上演まではしばらく待たねばならないが、その間にジブリファンは2024年4月30日(火)から「ロンドン コロシアム」で上演される舞台「千と千尋の神隠し」を楽しむことができる。

「となりのトトロ」はジリアン リン シアターで、2025年3月8日(土)から上演。チケットの一般予約は2024年5月3日(金)からスタートする。

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